夏でも長袖がいい

僕はできることなら夏も長袖で過ごしたい、体型が独特なのが理由だ。
痩せ型のわりに元々の骨格とつけた肉のせいか着太りすることがほとんどなのだが、僕は身長が高くないので逆に着太りを利用して全体的に体を大きく見せている。
手首が細く手も小さいため肩周りから手にかけてシルエットがどんどん貧相になっていきアンバランスだし、首が短いのもあり変に細く見える格好をすると顔が大きく見えてしまい好きではない雰囲気になる。
だから僕は普段からタボめのロンTとかを着ることが多いのだが、問題は夏。
どうやら日本の夏は暑い方らしい。
そして僕は極度の暑がりだ。冬場の屋内の暖房の設定温度の高さに異議を唱えるほどに。主張としては「外を歩ける格好をしてるのに屋内は薄着で過ごせる温度に設定されてるのはおかしい」というもの。寒くはない程度の暖かさで充分なはずだし、それで寒いというならばそれはその人が冬に適した格好をしていないというだけの問題だろう。電車でも飲食店でもその辺は見直すべきだと思っている。極度の暑がりである僕以外の人々も「ここ暑くない?」「電車暑くて無理」とよく言っているので、色んな施設の温度調整係の方にこのnoteが届くことを願う。

夏の話をしていたのに冬について語ってしまったが、本題に戻ると僕は夏でも長袖を着たい。
オーバーサイズの長袖を着るに適した体型をしているし、色白がゆえに日焼けも避けたい。
ただ、そこまで大型ではないにも関わらず異様に代謝の高い僕にとって異様に暑い日本の夏を長袖で過ごすというのはあまりにもハードルが高い。
そこで一昨年辺りから妥協案として長袖シャツ
を着ている。隙間が多い分Tシャツより涼しく、限界だと思えば袖も楽に捲れるので夏の必需品だ。
だが元々センスがある方ではないので真夏でも革靴を履いていたアホがひとり登場~。夏は涼しげな格好をするものだって知ってたか?マヌケ伊能。なので今年はグルカサンダルとやらを買って暑苦しさを軽減したい。GUで売ってるし。

あと、夏の問題ってやっぱり汗をかくことで発生する臭いなのだが、幸い僕は無臭に近い体質なのでギリなんとかなる。さすがに滝のように汗をかくと独特の臭いは防げないが、香水やらなんやらで予防できるからセーフといえばセーフだ。
むしろ服の色が汗で変わることの方が問題だ、大体何色を着てもバイカラーになってしまうので。
無地の服にデザイン性を勝手に付与できてしまう、不本意ながらに。

袖の長さの話はここで終わりにして、10億円の話をする。
どうも10億円あれば、過剰な贅沢さえしなければ遊んで暮らせるらしい。運用とかはしなきゃならんらしいので僕にそれができるとは思えないが。
思えないが、そこは友情、努力、勝利の力でなんとかなるとして僕のように現代社会にフィットしない人間は10億稼いでのんびり生きた方がいいということなのだろう。
いや現代社会にフィットしないのなら10億なんて稼げるかよという話ではあるが、宝くじでも当てたるかもしれないし。
のんびり生きれるようになったら何をしたいか、それはもちろん残金を気にせずノンストレスでのんびり生きることである。
僕は競争が嫌いで、自己実現がどうというような感情も無い。競争が嫌いと言いつつ自分よりボクシングが強いやつは嫌いなほどにそっちの競争は好きでやっていたが。
デキる男のコスプレがしてえんだとほざきCalvin Kleinの下着を欲しがる程度の人間だ。デキる男になりたいわけではない。
実際はなりたくないわけではないし、オフィス街を颯爽と歩き週末は高い肉を食べ泡(品の無い言い方で好きではない)を飲むバリキャリイケイケ会社員に対して強いコンプレックスがある。かなり強くある。が、僕は彼らほど優秀ではないし意欲などとうに枯れ果てているしそういう舞台からはとっくに降りている。
スペック重視社会において僕は弱者なので、そこと競うのは非効率的だ。僕はこれでもリアリストのつもりなので、勝てない勝負かどうかは分かる。分かってるつもりだ。夢がある人間には勝てない。原動力となるものが違うし、エンジンの性能も違う。だから戦うことをしない道を選んだ。
選んだというよりは逃げたという言葉が正しいのだろうが、自分の心のために「選んだ」と思うようにしている。心を壊すことは死と同義だ、心は壊れているが体は動くということはない、心が壊れたら最後、体も死に向かう。
恐れるべきは通り魔でも暴漢でもなく心の破壊だ。心へのダメージには、鍛えた体も便所紙以下、何の役にも立たない。逃げてでも心は守らねばならない。
心が完全に壊れてしまった人間の末路を僕は知っている。もう会えない。
僕の人生の最大の目標と言えることは「寿命で死ぬこと」なので、それに向けてやるべきことをやるだけだ。

ではそのやるべきこととは?宝くじを買うことに他ならない。運が良ければ数億円を手にすることができる。
当たる確率は1/2だ。当たりくじの数、買う人の数、そんなものは関係無い。買った時点で当たるか外れるかの1/2だ。なぜか外れる方の1/2を引くことがほとんどだが、当たる方の1/2を引くことだってあるし、引いてる人間もいる。50%の確率で勝てる勝負だ。なんて素晴らしいのだろう。
ジャンボを買うにはまとまった金が欲しいところだから、その軍資金を稼ぐためにまずスクラッチだ。数十~数百万を稼ぐチャンスをたかたが200円やそこらで掴めるかもしれないスクラッチ。魅力的じゃないか。
削るべきは命ではない、スクラッチの銀色のアレ、アレを10円玉で削れ。10円玉が無ければ5円玉でも100円玉でもいい。1円玉でもいいし、500円玉でも構わない。何でも構いやしない、削るんだ。
何?爪で削りたい?好きにしろ。剥がれりゃなんでもいい。
何で削ったっていいんだ、3つの印が揃うまで削り続けるんだ。削れさすれば与えられん。

数億円の金を手にしたら、真夏に着ても半袖並みに涼しい長袖の開発に金を突っ込んでやるんだ。



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