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沖縄のリゾートホテルで1ヶ月間リモートワークをやってきた話(マハイナウェルネスリゾート編)

今回、未曾有のコロナ禍で偶然このプランに巡り会えたことに感謝をしつつ、長い人生の中で恐らく同じ経験はそう簡単にはできないと思い、また、今後同様のことがまた企画された際の参考となるように、ここに記録を残しておく。

1ヶ月単位でのホテル生活、沖縄(特に北部エリア)での生活、今回宿泊することになったマハイナウェルネスリゾートオキナワ、アラマハイナコンドホテルでの滞在に関して、この記事が気になった方の目に届いたら嬉しい限りです。

きっかけ

コロナの話題が日々TVを初め、SNSでも絶えることのなかった2021年冬、Twitterのタイムラインでふと見かけた見出しに思わず目が行った人も多いだろう。私もその一人である。

帝国ホテルに「月36万」で住める

※ 現在予約受注期間(2021年3月15日~7月15日)はご好評につき完売しております。2021年7月15日以降の予約受注詳細につきましては、決まり次第ご案内いたします。

帝国ホテルHPより

このニュースを見た際、金額的には雲の上の存在だなと思っていたが、瞬く間に売り切れてしまったのを指を咥えてみていた。
ホテル業界も試行錯誤を求められる転換期に差し掛かっているんやなー、と一連の情報を遠目に見ていたのだが、そんな時、とあるTwitterのツイートを見て思わずスマホの画面を三度見くらいした。


「ホテルマハイナオキナワ : 30泊10万円」

お…これなら全然現実的やん、ということで早速ホテルに問い合わせを敢行。スピード大事。

問い合わせフォームが改修中だったため、ホテルに直接電話→メールでの連絡→申込み方法をお知らせいただく、といった感じで若干の苦労は伴った。しかしながら、申込み開始タイミングでPCの前で全力正座待機をした結果、無事に宿泊権利を勝ち取ったのだった。

プラン概要

上記では価格面だけの記載だったため、もう少し具体的な条件などを記載しておく。

・名称:マンスリーオーナー契約プラン
・価格:99,800円(30日契約、2名様でご利用、税込)
 ※3名様以上でご利用の場合、一人 1 日あたり 1,000 円(税込)の追加料金が発生
・発売期間:2021年2月15日~5月31日
・利用期間:2021年3月1日~6月30日
・滞在中の食事は無し
 ※4/29 ~ 5/4 は除外日
・対象ホテル:
 ①ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ
 ②アラマハイナ コンドホテル
 ③ホテルゆがふいんおきなわ
 ④ホテルゆがふいん BISE
  ※アラマハイナコンドホテルでのご宿泊は5泊まで

主に美ら海水族館近くの本部(もとぶ)町に位置する、マハイナウェルネスリゾートオキナワかコンドホテルの選択になると思うが、ビジネス目的などで名護市のゆがふいんおきんわも選択可能。(コンドホテルの宿泊日数制限は元々の宿泊金額が故にといった所)

概要部分を色々見てて思う所はあるかもしれないが、家族・友人など誰かと一緒にいける人が見つかれば、沖縄リゾートホテルに「月5万」で住める、が実現しちゃいます。

マハイナウェルネスリゾートオキナワ

ここではメインで滞在していたこちらの諸条件や細かな情報を記載していく

■宿泊部屋
今回はスタンダードツインに滞在。

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入口側から。公式HPより引用。
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窓側から。公式HPより引用。

■付帯サービス
・連泊時の清掃は3日に1回
・タオルや部屋着の交換は宿泊奇数日毎
 →歯ブラシやヘアブラシ、スリッパなども依頼すれば補充してくれる
・500mlの水もタオル交換のタイミングで宿泊人数分補充
・Wi-Fi完備(時間帯によって重たくなる時もあるので持参しておくと安心)
・契約期間中の系列レストラン10% offチケット

■その他設備(室内)
・TV:32型。HDMI接続できるので、PCの2画面やFire TV Stickの様なものを持参すると部屋でのコンテンツは充実間違いなし。
・ポット:ティファール製。1回で800mlのお湯を湧かせる。
・ヘアドライヤー
・ミニキッチン
・食器棚
・食器:コップと湯呑、氷を入れるためのアイスペール・トング
・コンロ:クッキングヒーターがあります(IHでは無いので注意)
 ※型番:SPH-131ATD | 三化工業株式会社
・冷蔵庫:MR-08K-W(三菱電機。少々古く、ググっても資料なし)
 冷蔵スペースは豊富。数日分の食材を入れるスペースがある。
 ※冷凍スペースもあるが、アイスは溶けるらしい。冷凍食品の保管だけにとどめたほうが良さそう。
・タオル干し
・コンセント:おおよそ6箇所あるが、持参する家電等が多い場合はコーナータップを購入すると良い(100均で購入可)
・風呂:広い
・クローゼット:衣類やスーツケースを格納する場所はあるので、滞在中はスッキリとした部屋で生活できる
・トイレ:ウォシュレット付き

キッチン
キッチン周り。コンパクトな作りだが、自炊は十分に可能。

■その他設備(室外)
・コインランドリー:5Fに1回200円で洗濯(約30分)、乾燥機は100円(約30分)で可能。
・製氷機:4F、アイスペール・トングは部屋から持参。
・電子レンジ:1Fに1台あり
・プール:屋内、屋外(開放時間は季節によるのでロビーで都度確認)
 屋内は温水なので温かい(らしい)←結局一度も行かなかったので未検証
 タオルはプール用に別途貸し出し
・敷地内のハナサキマルシェのカフェスペースで仕事も可能
・駐車場:無料
・最寄りのコンビニ:徒歩5分ほどの場所にファミマがある

4週間弱宿泊しての感想

今回は25日間をアラマハイナウェルネスリゾートで過ごしたので、その感想をツラツラ書いておく。
自炊するorしないなど生活スタイルは人それぞれだと思うのであくまでご参考程度に。

■自炊には困らない
・食器や調理道具、調味料など初期投資が必要だが全然自炊できる。
むしろ、スーパーの生鮮食品や肉・魚が都心エリアよりも遥かに安い(体感では3割位安いと思う)ので、生活コストは結果として安価に抑えることができると思う。
スーパーは、本部町内だとイオン系列のザ・ビッグエクスプレスもとぶ店が安かったお店の一つ。
隣にダイソーもあるし薬局もあり。
鮮魚店も数多く、現地で獲ったマグロやカツオなどの刺し身が豊富で美味い。

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左からタコの頭、マチ、マグロ(各500円で購入)

■洗濯物関連
コインランドリーはあるので、少々コストがかかるが衣類は少なくても何とかやっていける。
衣類を干すものがタオル干ししかないので、洗濯紐やハンガーを100均で調達しておくと良いと思う。

■今回長期で滞在して感じたメリット
・余裕を持ったスケジュールで行動可能
これに尽きる気がした。観光名所も多くある本部エリアだが、週末を中心に混んでいないタイミングを見計らって各所訪問することができたのでストレスも感じずに伸び伸びと滞在生活ができたのは大きい。

・毎朝鳥の鳴き声で起床ができて非日常を感じられる
ホテルと道を挟んで向かいに海洋博公園があるためか、朝6時前から小鳥の鳴き声が聞こえ始めてくるので非常に朝が清々しい。
この海洋博公園は、案外人が少なく(皆、隣の美ら海水族館に行くだろうし)、季節にもよるが園内散歩すると非常に気持ち良い。朝は8時に開門。

・大自然と隣り合わせ
車移動が必須にはなるが、少し移動すると世界遺産にも指定されたヤンバルの大自然に触れ合えるのは最高の一言に尽きる。

ワルミ大橋
ワルミ大橋より。奥には古宇利島が見える位置関係。

■今回長期で滞在して感じたデメリット
・天候は思ったより良くない
年間の日照時間、晴れ日数は全国平均よりも少なく、思い描いているイメージとは異なることには注意しないといけない。
(実際に滞在をはじめてしばらくはずっと曇天が続いていた)

また、沖縄の梅雨は本州よりも1ヶ月ほど早く、台風のリスクもあるので長期滞在する場合はタイミングを見計らって行くことも大事になる。

・車は必須
できればマンスリーレンタカーで予約が推奨。
那覇空港からバスを使ってホテルに向かえるが、徒歩圏にはコンビニしかないので至極不便。マンスリーレンタカーはピンキリだが安いお店だと約3万円/月で見つけられる。

周辺観光地

■美ら海水族館
個人的には開館(8時30分)して間もない時間はやはり人が少なくて餌やりのタイミングで行けるとGood。年パス買っても余裕でペイできる。

■備瀬のフクギ並木
昼間は観光客が多い傾向にあるので、個人的には夕陽を眺めに行くのがおすすめ。このエリア一番北端の備瀬海岸辺りが良い。
また、朝の海岸沿いのジョギングも非常に気持ち良いので、脚力に自身があり、早起きが得意な方はぜひ。笑

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朝一の備瀬海岸沿い。

■伊江島
・本部港からフェリーで30分
レンタカーをフェリーに載せて行くこともできるが、週末は満載になることも多く、現地でレンタカーを借りることもできるので、個人的にはそちらを推奨。

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伊江島タッチュー(城山)。天気が良いと360度の大パノラマが楽しめる。

さいごに

ざっくりなぐり書きとなっており読みにくい部分があるかもしれないですが、今後の沖縄滞在の参考になれば幸いです。

筆者もまた、本州で寒さを感じだす秋〜冬の季節に舞い戻るべく検討したい。冬季を暖かい地域で合宿がしたいからという目的もある。

今回のようなプランはまたやってくるのだろうか。

アラマハイナコンドホテルはこちらから。


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