１００文字ドラマ【人生リハーサル】

〇あらすじ
ある日、航平は思いを寄せる大学の友人・結衣を呼び出し告白を決意。待ち合わせ場所に現れた結衣へ、緊張のあまり話を切り出せずにいた。ついに告白しようとした矢先、結衣から「ここに来る前に、先ほど航平の幼馴染でもある大学の友人・拓海から告白を受けた」と打ち明けられ、拓海とつきあうべきだと祝福してしまう。後悔にさいなまれた航平はやけ酒で酔いつぶれたまま就寝。翌朝目覚めると母親の会話もテレビのニュースも昨日と全く同じ、昨日をもう１度やり直せると気づく。今度こそ拓海よりも先に告白するべく、リハーサル前日に拓海が結衣へ告白をした１時間前に結衣を呼び出す。だが結衣から「拓海が航平のことをまっすぐでいい奴だ、ずる賢いことなど絶対にしない、あいつとは一生親友だと話していた、男の友情がうらやましい」と告げられ・・・。航平は拓海の言葉に心を揺さぶられ、結衣への告白を飲み込んだまま帰宅。翌日航平は、拓海から結衣とつきあうことになったと報告を受ける。だがその日、結衣の自宅へ向かった拓海は危険な目にあってしまう。翌日目覚めた航平は拓海へ「結衣の自宅へ行ってはいけない」と必死に引きとめようとするが・・・。