暇の罠

オリンピックが終了したということで、世間も少しは落ち着きを取り戻したというところか。
始まる前はゴタゴタばかりで不安しかなかったが、案外やってみると何とかなるものなのだなと感心した。(どこから目線だ)

そんな最中、ワタクシはというとお暇を頂いている。

決して会社で悪さをして謹慎処分を喰らったのではない。単なる休暇だ。



しかしこの休暇というやつ、私にとってはかなりの天敵だ。

ワーカーホリック気味の私は、休日は持て余してしまうことが多い。
そして、私は暇があると、思考がネガティブ方向に光の速度で進んでしまう。

何故だか知らないけれど、学生時代の恥ずかしい思い出や失敗が蘇ってきて、軽くパニックになってしまう。それで丸一日あーでもないこーでもないと病んでしまう。
自らの非力や小ささ、情けなさに打ちひしがれる。

普段仕事がある日は決してそんなことはない。

何しろ仕事中は生徒と向き合って話す時間が大半なので、余計な思考や感情が消える。
今の説明で生徒は分かってくれたのか、そもそも俺の話をちゃんと聞けてるのだろうか…
生徒の表情や仕草、態度でそれらを察知し、逐一対応しなければならない。
授業の一回一回が真剣勝負だ。

それに加えて、他の講師のことや上司のことも考えて働くので病んでる暇などない。
(もっとも、これらをあまり考えすぎるとそれはそれで病むが笑)

とにかく、忙しく働いてる方が、なんというか自分らしさを感じる。

ホリエモンが「ネガティブなことを考える奴は暇人」と言っていたが、あれは本当だ。

暇がほしいという人もいるが、逆に罠だ。


本日は暇を紛らわすべく、数学をやっていた。
こうしている間にも勉学に勤しんでいる受験生を思うと、私も勉強せずにはいられない。

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