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”おでかけシスターの夢を見ない”についてほんのちょっぴりだけ語る(多少ネタバレあり)

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』2023年6月23日公開

初日見てきました。
今回はざっくりではありますが、語ってみようと思います。

結論から言えば『大変心を打たれた映画』となりました。

この青春ブタ野郎シリーズとても大好きなアニメの一つです。

どんなアニメか簡単に説明すると、作品の中で思春期症候群という概念が存在し、それは「自身のトラウマ」だったり「自身のやり残した事」などを主に示しており、またそれが明確化した時に自身の体に傷口となって刻まれ、表面化する不思議な現象で、その思春期症候群を発症したキャラクターが様々なストーリー展開の後に一つ一つ解決していき、前を向いて生きていくお話…といった感じでしょうか。

2018年10月~12月テレビアニメ放送。
2019年6月劇場版公開。
今作は2本目の劇場版となります。

今作は主人公の妹、”花楓”を主軸としたお話です。

こちらが"花楓"

その花楓には”かえで”という別人格がかつて存在していて、それは「お兄ちゃん想いの妹」といった性格をしていて、妹キャラとしてたくさんの人を癒してくれる素敵な存在でした。

こちらは"かえで" パンダ姿が愛しい


ところが途中でその”かえで”は姿を消し、本来の性格である”花楓”が甦り、今回の劇場版はその続きのストーリーが見られる…といった感じでしょうか。

”花楓”(今の私)と”かえで”(昔の私)の間で揺れる感情に対して、どのように決着をつけるのか?ということが今回の大きな山場となるテーマです。

で、ここで一つ思ったこと。

”今の私”と”昔の私”の間で揺れる?…むむむ?これは決して他人事なテーマではないな…

これはアニメのお話なのですが、どうにも今の自分と重なる部分が一部あり(それは一つ前のnote記事で記載)、その事もあって集中して鑑賞しました。

詳細のストーリーについてここでは省略しますが、終盤でとある問いがあります。

”前の自分”と”今の自分”、どちらが好きですか?

これはね…結構ドキドキしながら見ていたのですね…
そしてその回答として提示したのが…

どっちも同じだけ好きだよ。だって前の私がいたから今の私がいるんだし

この言葉を聞いた花楓は微笑みます。
そしてそれと同時にその言葉を聞いた私も…少し救われた気分になれたのです。

そうか…そうだよね。
今の自分は昔の自分がいたからこそ、形成されているのだと…

確かに以前とは大きく変わったかもしれない。
でも前の自分の”思い出”は決して消えないし、またその記憶も大切な宝物として抱えながら、今を生きていくことが大事なことなのだよなぁ…と。

そのような事を思いながらこのアニメを眺めていました。

そこで「やっぱり…アニメは素晴らしい!」と改めてその魅力にも気づかされました。

青春ブタ野郎シリーズは今の私にとって欠かせないとても大切なアニメの一つだということも再確認したし、今後も追いかけていきたい…とそう思ったのでした。


ほとんどストーリーについては触れていませんが、少しばかり語りたくなったので今回短い内容ですが触れてみました。

また見に行きたいですねぇ…


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