「よこ」でもなく、「たて」でもなく、「らせん」の意識で
意識の方向性
「あの人はいつも仕事に手を抜いていると思わない?」
「なんか私ばっかり損してる。不公平だと思う。」
「うちの子はいつもスタメン落ち。他の子どもと比べてなにが悪いのか分からない」
こんな愚痴がまわりから耳に入ってくる時、または、自分がふとそう思ってしまう時、いつからか私は「意識がよこに広がっているな」とイメージするようになりました。
「どうしたらもっと上手になるかな」
「周りの意見は全然気にならない」
「目標達成まで足りない事は何だろう」
一方、こんな風に考えている時、言うならば「たての意識」、意識が上に伸びている状態と考えられます。
普段の私はこの「たての意識」でいることが多く、あまり周りの事が気になりません(お気楽だとおもいますが)。
この意識は周囲の環境に振り回されない点は良いのですが、度が過ぎると現代社会においては「空気が読めない」自分勝手な人となってしまう恐れがあります。
「らせん」の意識とは
では、日頃からどんな意識を心がけたら良いのでしょうか。
私は「らせんの意識」というものをイメージしています。
「らせん」についてわかりやすく説明しているサイトがあったのでご紹介しますね。
私の思う「らせんの意識」とは、
・周りの情報を無視しないけど、うのみにしない。
・自分の考えを大切にするけど、固執しない。
・最終的にどんな人も、どんなことも魂の成長過程なんだと理解する。
といった感じです。
自然の中の見える世界に「らせん」の構造がちりばめられているのなら、みえない世界である宗教や哲学、そして意識にも「らせん」的なものが組み込まれているような気がするのです。
「よこ」や「たて」に広がりすぎた意識に気づいたら、「らせん」を意識しながら自分自身を俯瞰して見てみる。
自分軸から大きくずれてないかな、宇宙のリズムに沿ってるかなと、常日頃から自分と相談することで「らせんの意識」を保てるような気がします。
らせんの図形に秘められたパワー
私が大学生の時にお世話になった先生の研究室の扉に、らせんの図が貼られていた事を思い出します。
なぜそこに貼ったのかを、先生はエネルギッシュに教えて下さったのですが、全然思い出せない私・・すいません。
でも、その図から受けるエネルギーみたいなものは今でもはっきり覚えています。
私たちのDNAにも組み込まれているらせんの図形。
この図には生きるエネルギーが内包されているのかもしれません。
現代社会を生き抜くための意識
最近は社会の変動が激しく、情報も洪水のように流れてきます。
まるで激流の中に日々放り込まれていると感じる方も、少なくないように感じます。
そんな時はちょっとだけでも、自分の意識の方向性を探ってみるのもいいと思います。
「よこ」でもなく「たて」でもなく「らせん」の意識で。
自分がいろいろな事に影響を受けながらも、ちゃんと成長しているんだと信じて生きていきたいものです。