Netflixガンダム、復讐のレクイエムを観たライトなファンの感想(加筆あり)
最初に記事を書いた時から何度も見返しているため、ちょいちょい加筆したり修正したりしていきます。
加筆のある項目には「加筆あり」とか「修正あり」とか書いていきます。
元の記事の中に加筆分を入れたところには、※加筆分※ で囲っています。
また、項目自体を新しく追加した場合には「追加」とつきます。
よろしくお願いします。
雑感
のっけから、あれこれ現代のロシアウクライナ戦争の話?と思ってしまうほどの戦争映画だった。場所がルーマニアだしね。
でも割とすぐに主人公イリヤのザク部隊が降下するシーンがあるので、ああガンダム作品だって安心するけども。
ガンダムはいつ出てくるんだろう?と思っていたら、1話目後半で登場。
これを見たきっかけが、XのTLにネトフリ公式の宣伝で出てきたことだったので、それに付随していたリプや引用リプを読んでいて、ガンダムがゴジラ並みに怖いと言うのは知っている状態で見た。
書いた人のガンダム歴(かなりライトなファンです)
わたしはファーストガンダムは再放送で見た口で、細かいところは覚えてないけど、大体の話の流れとか、所々印象的なところを覚えている。ミハルの回とか。
因みに劇場版は未視聴。
その後、Zガンダムはテレビ放送で見たのと、逆襲のシャアを劇場と後にビデオで見た。
そんなガンダム歴の自分だけどガンダム自体は結構好きで、横浜にあった動くガンダムはメイキング動画を見まくったし、実際に泊まりがけで2日見に行った。
当時はコロナ禍だったのでお客さんが少なくて、かなり見やすくていい時期に行ったと思う。
今回の復讐のレクイエムに出てきたガンダムは3DCGというのもあって、この横浜のガンダムとパーツの形状とかちょっと似ているところがあるなと思った。
あとは、とにかくガンダムと名が付く作品がたくさんあるのは知っているし、タイトルだけなら知っているものが多数ある。
その程度のガンダム知識が見た人の感想なので、一年戦争との関連とかは全く知らない状態で見ました。
まぁでもファーストガンダムを見た頃は軍のことなんて全然知らないし、大人になってもゲームや映画で軍隊のことを知ったくらいの知識だったけど、戦争映画としてしっかり作ってるなとは思った。
モビルスーツが出て来なかったら、本当にただの戦争映画よね。
細かい軍の描写とかはネットの感想を見るに、どうもミリタリー好きの人から見ると甘いらしいけれども💦
だから、見始めの時はこの時のジオン軍(主人公側)が敗戦で逃げてるとは思っていなかった。
でも復讐のレクイエムを最初から見ていくとその辺の事情は分かってくるのは、構成や脚本がちゃんとされているんだなと思った。
5話6話になってくると、お話をたたむための流れになってくるためか、唐突な展開と思えるものもあったけど、それを含めてもライトな層として「ガンダムらしい作品」だったと思う。
ネタバレ込みの感想(加筆あり)
第1話後半でガンダムに襲撃された時、主人公のイリヤが何かが襲ってくることを察知したので、あこの人ニュータイプなんだって分かった。
アニメ的な描写はなく、なんか嫌な予感がする、程度なんだけど、ガンダム作品と知っていて見るとニュータイプで察知したんだな、と分かる描写になっている。
ただ、本人はニュータイプ能力とは思ってなくて、単に勘が鋭いとか、今までの訓練の賜物、と思っているのが叩き上げの軍人ぽくていいなと思った。
ニュータイプはジオンが提唱しているのも、私はこの話で知った。
こういう、なんか来るような予感、でイリヤが声を掛けて周囲の仲間が本人も含めて助かる、というシーンが何回かあるので、視聴者にはこの人ニュータイプですよ、とアピールしてるようには受け取れた。
この危険を察知して逃げる時、イリヤは自分が一番最後なのよね。リーダーとしての自覚があるからだろうけど、こういうところにも好感がもてる。
ジオンだけど。
ずっと見てるとジオンの人たちっていう印象が無くなっていく(悪者ではないと思わせる)のが上手いなと思った。
※加筆分※
1話でガンダムが目の前に飛んで来た時、イリヤは怯まずに懐に飛び込む形で突進したのは、歴戦の戦士って感じがしてカッコ良かった。
※加筆ここまで※
今作のガンダムだけど、ネットの感想でホラーだの怪獣映画だの言われてるけど、正しくという感じです。
第二話かな。ジオンの戦闘機(ドップというの?)でガンダムを攻撃して、パイロットが「やったか!」と言った途端に爆煙の中からガンダムが飛び上がってきてドップをビームサーベルで一刀両断!
これハリウッド版ゴジラ映画で見たような気がする(笑)
着地してから別のドップを肩部のバルカン砲で仕留めたり。
第一話で最初に出てくる時も、ズシンズシンと重々しい足音を立てながら歩いてきて立ち止まったところで、ゴジラ登場みたいな音楽が鳴るの。文脈が完全にハリウッド製怪獣映画でちょっと楽しい。
第4話でジオンのリサイクルセンターで寄せ集めの部品で主人公たちのザクが出来上がったところで、ガンダムがGMジムを引き連れて登場。
ここでイリヤの部下ルショーンのザクが善戦してGMを追い詰めるんだけど、そこへガンダムが加勢というか助けに来るのね。
それも、多分リサイクルセンターの工場を破壊しろという命令を受けてたと思うけども、GMが交戦しているのを横目に見て工場破壊を止めて駆け付けるのが、単なる怖いMSじゃなくて人が操縦してるんだな、と思わせる感じが良い。
ここで工場を攻撃しようとしたバズーカを納める時に、ガンダムの目の下の光が灯るのが印象的。ここの光が攻撃したり交戦したりする時には消えていて、そうじゃない時は灯っている。こういうところで表情を付けてるのも良いなと思った。
連邦側のやり取りは一切出てこないから分からないけど、もしかしたらGMのパイロットから支援要求があったのかもしれない。
それでも任務よりも仲間の命を取ったところで、ガンダムの印象が無機質な悪魔から変わるターニングポイントだと思う。
このGM機がルショーンとイリヤのザクに追い詰められて防戦一方になった時に、颯爽とガンダムが現れてザクに体当たりして倒したり、飛び蹴りしたりして、急にカッコ良く見えてくる。
そして2体のザクから放射されるマシンガンの雨あられからGMの前に立ち塞がってガンダムがシールドを構えてGMの盾になるところも胸熱展開。
そんな状況でGMからパイロットが降りてくるのを見たイリヤがルショーンに撃つのをやめるよう命令する。
でも仲間を殺されたルショーンは止められず、イリヤのザクがルショーンのザクの腕を掴んで止めさせるのを見て、ガンダムが不思議そうにイリヤのザクを見るのが印象的。
その隙にガンダムは飛んで去るんだけど、初回と2周目の時は、GMのパイロット置いてっちゃうのか!?と思っていたんだけど、3周目でちゃんとガンダムの手の中にパイロットがいるのが見えた。
イリヤがルショーンを止める前に、銃撃の最中にGMから這い出たパイロットをガンダムが伸ばした手の中に納めて更にシールドで隠すようにしているのも見えた。
これに気付いてから更にガンダムにぐっと心を持って行かれたなぁ。
それと、飛び去る時のガンダムの挙動が、やたらキョロキョロしてちょっとおかしいのは、見逃してくれるの?行っていいのかな?て思っていたような感じがした。←ガンダムのパイロットが誰か分かると、そんな風に思えた。
※加筆分※
この第4話のリサイクルセンターでの戦闘シーンで、ガンダムがハリウッド仕様な動きをしていた。飛び跳ねて着地してそのまま滑りながらビームライフルを撃つ、というやつ。MCUの映画でもよく見る動きだよね。
※加筆ここまで※
第5話でイリヤたちがGM強奪作戦のために連邦の基地に侵入した時、ガンダムとGMパイロットの詰め所が建物1階の角部屋でガラス張りだったのに笑ってしまった。
大事なパイロットの詰め所がこんな場所って…(笑)
あれって多分、あそこにいたガンダムパイロットにイリヤの姿を見せるためだろうなと思うんだけど、尺の問題とかなるべく不自然に見えないようにとか、色々考えたんだろうなと思った。
あそこでガンダムパイロットがイリヤの姿を目で追ったのは、ニュータイプ能力でなんか知ってる気配がある、みたいな感じで気付いたような描写だったな、と何度か見て感じた。
イリヤに顔を向ける時の表情が、なんかピリッと来たみたいな感じだったから。
全体的には人物造形がイマイチな作品ではあるけど、要所要所ではしっかり作られていて、実写と見紛うシーンもある。
それにしても、GMのパイロットたちも5時間もチェスやってるって、なんかもう普通じゃないなと。
ガンダムパイロットが次の手を教えたのって、「お子様はこっちに興味ねぇってよ」て負けを煽った方が言ったから、ちゃんと分かってるよ、という意味で口に出したのかなとも思っている。
彼は自然に次の手を口にしたし、受けた方も盤を見ずに言ったことを驚きもしなかったから、多分ああいうのは彼らの間では日常的なことなのかもしれない。
ところで何のゲームやっていたんだろう?
両手でカチャカチャしてたから、シューティングとかかな?
あの後で、ジオン軍の侵入がバレてガンダムとGMのパイロットにスクランブルが発令されて、イリヤとガンダムパイロットがぶつかったところで、イリヤの落ちた時計を拾った彼がジオンの紋章が入った時計を「いい戦利品ですね」
と言ったので、子供だけど兵士が戦利品を持って帰るってことを知っているなら、それなりに戦場での経験があるのかなと思った。少なくとも今回の作戦が初陣ではないと思う。
※加筆分※
↑と書いたけど、やっぱりあれが初めての戦場だったりするのかな。
パイロットの設定プリーズ!
※加筆ここまで※
GMを奪ったイリヤとガンダムが、ビームサーベルで打ち合って鍔迫り合いした時に、イリヤはガンダムと感応してさっきの子供だと確信を得たけど、その時のガンダムパイロットの表情がほんの少しだけど、憎しみがあるように歪んだのよね。
あの表情で、彼にジオンに対する憎悪があることは理解できた。
あの子も打ち合っているのがさっきの女性兵士だと、気付いたのかな?
時計を渡した時に、彼もちょっと驚いたような顔をしたから多分あの時に仲間の砲撃を止めさせたザクのパイロットだと気付いたと思う。
それともあの表情は、イリヤが驚いたからそれでビックリしたのかな?
いずれにせよ、イリヤたちが詰め所の外を通った時点で、あれは…と思っただろうからニュータイプなんだと思う。
ただ、いわゆるニュータイプの実験体なのか、まだ覚醒途中で単なるMSパイロットなのかはきちんと描かれなかった。
最終話のパイロットスーツにはTESTと書かれていたけど、これはニュータイプとしてのテストなのか、ガンダムのテストパイロットなのか。
ネットでの感想では、アムロという前例が(しかも今回の戦場の東側で)ガンダムを操縦して敵を蹂躙しまくってるから、適性のある子供を乗せたら戦果をあげるのではってことでテストなんじゃないか、という意見もあった。
自分としては、一緒にいた3人の大人の男性は全員GMのパイロットだから、彼らにもガンダムの操縦テストはあったはず。
その時に、アムロのデータと似ている少年がいたから彼にも操縦させたら、あの3人よりもズバ抜けたことをやらかしたので、そのままガンダムのパイロットになったのかな🤔
TESTとあるのは、あのガンダムそのものがテスト機だった可能性もある。
陸戦用に開発されたとあるし…(08小隊は未視聴です)
※加筆分※
もしかしたら、あの子が生身のジオン兵と触れ合ったのはあれが初めてだったのかもしれない。大抵はMS越しですぐに破壊していたし、同じ敵と何度も戦うのも彼女が初めてだったんじゃないかな。
それと、時計を返した時にイリヤと触れ合った瞬間に驚いた表情をしたのが、それまで大人びていた顔付きがとても子供らしくなって、何というか可愛いと思った。なんか急に歳相応の顔になったのが印象的だった。
※加筆ここまで※
最終話は…ねぇ。
イリヤとガンダムが交戦した時にイリヤがガンダムと通信するんだけども。
自分に戦う気はもうないから見逃してほしい、と言うイリヤに対して、ガンダムパイロットは「なら投降しろ」と言う。いやご尤も。なのにイリヤは頑なに投降はしないと言う。なんでやねん。
ただ、ここの会話でガンダムパイロットの心情を掘り下げていくので、作劇上は必要なことではあったと思う。
もう1話くらい使って別の戦場で2人の交信を描いたりしたら、こんな不自然な流れにはなってなかったかもしれんけど。
ここでの会話で、イリヤのあなたも殺したくないはず、あなたは私たちを殺したい?という問いかけに、少し間を置いて(ザクに肩のバルカン砲を撃って距離を置くガンダム)ガンダムパイロットはそれを否定する。日本語版で殺したいはずないだろ、と。
その前には、見逃したらまた攻めてくるんだろう、とも言っているので彼個人にもジオンに対する憎しみというか、怖さというのはあったのかな。
あの子の過去はどんなものだったのか、描いてほしかった気持ちもあるけど、観た人が色々妄想するのも作品の楽しみ方だから、こういうのもありなのかもしれない。
とは言いつつも、このガンダムパイロットを主人公にしたスピンオフを作ってほしいなとも思う。
連邦側のお話だったらイリヤの方が討たれていただろうから、どちら視点でもやるせ無いお話なのは、ガンダムらしいと思う。
ガンダムパイロットについて思ったこと(追加)
※別記事で書いたものを修正しつつ、こちらに移動してきました
初登場シーンから、KAIJUかゴジラか、てくらい不気味にジオン軍を蹂躙していく今作のガンダム。演出的にも怖い存在であることを意識させるためか、1〜2話では割と無慈悲にザクを破壊していく…コクピットを狙ってビームライフルを撃ったり、パイロットをコクピットごと捻り潰したり。
たぶんMSをパイロットごと破壊するような命令があったんじゃないかな、と思っている。
身を挺して仲間を助けたり、イリヤが母親と知ってビームサーベルを納めるあのガンダムパイロットが、あんな惨いことをするのは自分の意思というより上からの命令、の方がしっくりくる。
そしてザクを降りたイリヤや生身の人間には、肩のバルカン砲を向けてもなかなか撃たずにいて、横から襲われるとそっちを攻撃にしに行くのは、MSではなく人を撃たずに済んでホッとして攻撃目標を変えたりしていたのかな、と、あの妙な間の裏を読んでみたりした。
第二話でもやっぱりそういうシーンがあるけれど、あの間の時に駆けつけたグフのマシンガンでペシペシ頭を撃たれて「あヤバい」て感じでシールドを構えるのが、ちょっと可愛く感じた(笑)
その後のビームサーベル捌きが鬼のようだったけど。
あの動きをあの子がやってるんだよねぇ…平和な世界だったらあの才能を別のことに向けられたかもしれないと思うと、ジオンめってなってしまう。いや連邦も悪どいことをやっているのは分かるけれども。
最終話で咄嗟にイリヤを守っているのも、きっとあれが彼の本質なんだろうなと思う。
吹き替え版と字幕版の違いについて(加筆あり)
Netflixでの配信てこともあって、吹き替えは日本語や英語以外にもスペイン語、イタリア語、タイ語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語があって、字幕版は韓国語、ポルトガル語、中国語、アラビア語、イタリア語、ウクライナ語、オランダ語、ギリシャ語、クロアチア語、スウェーデン語、スペイン語、タイ語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、などなどほぼ世界の言語である。
その中で、吹き替えは英語と日本語、字幕は英語と日本語で字幕ガイドを見た。
字幕ガイドは、セリフの他に誰が話しているのか、とか音楽が鳴っているとか、簡単な状況説明もついていて、聾者用っぽい。
それによると、公式サイトのキャラ紹介で不明だったガンダムパイロットの名前が、日本語字幕ガイドに書かれていました。
「フィニックス」君というらしい。
ところが、英語版の字幕ガイドでは「Kid」。
この差は一体なんだろう?
少なくとも英語で書かれた脚本で日本語版は後から制作されたのに、日本語の方で裏設定のようなものが出されるというのは、どうなん?と思ってしまったよ。
他のキャラについても、日本語版はキャラ名が出ていたのに英語版では(pilot)とかで…この情報差にもモヤる。
※加筆分※
結局、日本語字幕ガイドで観ている人だけが、ガンダムパイロットの名前を知れて、他の言語で観ている人は知らない、というのはちょっとどうなんだろう?
※加筆ここまで※
最終話のイリヤとの交信で、イリヤからの「私たちを殺したい?」という問いに、ガンダムパイロットは英語版では「自分に選択肢はなかったんだ」と言っていて、日本語版の方が寄りストレートなセリフになっているなと思った。
うん、日本のアニメの脚本なら確かにこういうシーンで否定の言葉を言わせるなら「殺したいはずない」と書くだろうけど、この作品の脚本はガンダムファンとはいえ海外の人なので、そういうところで違うニュアンスになるんだろうなと、思った箇所が実はここだけでなく結構ある。
吹き替え版で見た人は、音声英語で英語字幕で見てほしい。英語がほぼ壊滅的な私でも何となくは分かる程度に日本語版とは違う印象を受けるから。
ガンダムとGMのパイロットたちのチェスシーンも、英語版では長い時間みたいな表現だったのに、日本語版では5時間て具体的な数字を出していたし。
本当にこの差はなんだろう🤔
英語の吹き替え日本語字幕を見ていて思ったことが。
キャラが「ガンダム」て言うセリフが「The gundam」てなっていて、自分で英語を使う時ついつい「the」て付けるの忘れちゃうな、と。
おもしろ英語字幕ガイド(追加)
シリアスな場面でも色々と面白い英語字幕ガイド。
第2話で逃げる主人公たちを救援にグフ隊が駆け付けた時、カッコイイBGMが流れて、英語字幕ではheroic music playingなんて書かれていた。
ガンダムが無双してる時は、tense music で緊張感のある音楽て書かれていたし、ガンダムとイリヤが戦うシーンではdramatic musicだったから、字幕からも主人公はジオンですよ、とアピールしているのがなんか面白かった。
そもそも、ガンダムが出てくるシーンは、ゴジラが出てくるような音楽だし。
日本語字幕ガイドだと、音楽の種類の説明はなくて、🎵〜というのが出るだけ。
英語字幕ガイドでは、わざわざmusic stopとかmusic continue とか書かれていて、ちょっと驚きだった。
概ね、英語字幕ガイドはこれでもかって程に状況説明の字幕が出ていたのに対して、日本語字幕ガイドはそういうところは省かれているのが多かった。
リサイクルセンターでイリヤとガンダムが鍔迫り合いしている横を、逃げるGMをルショーンが追い掛けるシーンでは、状況説明としてheavy footstepなんて書かれていたから、つい笑ってしまった(笑)
日本語も重々しい足音とか書いてあるのかな?と思ってそっちも観たら、何も書かれていませんでした。
そう言う点で見比べるのも楽しい作品ですね。
ガンダムパイロットの声
後吹き替え版と英語版との違いで気になったのが、ガンダムパイロットの声。
日本語版は浦和樹さんという(私は今回初めて知った方)大人の男性が声を当ててるんだけど、英語の方ではキャラと年相応の少年ぽい声で明らかに声変わり前って感じだった。
主役のイリヤはモーションキャプチャーで演じた俳優さんが声も当ててるので、ガンダムパイロットもそうなのかな?
あの声でガンダムパイロットの年齢を計ると、声変わり前だから大体13〜14歳くらいかな。
基地でイリヤとぶつかった時の体格差からしても、まだまだ本当に子供って感じで、身長も低いし体つきも細い。
こんな子供が、ジオンに対して憎悪を抱くなんて、どんな過去があったのか。
ちなみにイタリア語では割と青年な感じの声で、スペイン語では子供な感じの声だった。
イリヤの後悔(追加)
最終話でグフによってガンダムのコクピットが貫かれた時、イリヤは「なんてことを」てずっと呟いていたのを、最初はガンダムを倒したグフパイロットに対して言ってたと思ってたんだけど、何回か観直したり色々考えているうちに、自分に対する呟きなのかな、と思うようになった。
イリヤはあの時もあの後も、一貫してグフのパイロットを非難しなかった。
あれは自分が説得をしたばかりにガンダムパイロットの子供を死なせてしまった、という後悔の呟きなのかな、と。
だからあの直前まで子供の元に帰ることを望んでいたイリヤが、ガンダムが倒れて以降は地球に残って戦わなければならない子どもたちを救う方にシフトしたんじゃないかと思う。
イリヤがマムと呼ばれる理由(追加)
作中で部下や仲間から「マム」と呼ばれるイリヤ。ママさんて意味じゃないだろうけど???と思って調べてみた。
英語字幕では、マムは「ma’am」と書かれていて、英語辞書によると、奥様とかお嬢さん、先生、女王様、など色んな意味がある中で、「上官殿」というのが最後にあった。
多分、軍隊用語で女性の上官に向ける敬称なのかな?
日本語の音声や字幕でも時々「マム」てなってるシーンがあるの、「大尉」か親しみを込めた「上官殿」でいいんじゃないかと思うんだけども…
プレミアムバンダイで公式グッズが予約販売されている(追加)
…のをXで発見しまして、覗きに行ったらキャラクターのアクリルスタンドが、小さい版と大きい版でそれぞれあって、ガンダムパイロットのあの子もいたよ!
ちょっと欲しくなってしまうではないか!
それに、今作のガンダムEXの超合金もある!
自分で組み上げなくてもいいのと超合金てことで、めっちゃお高いお値段…
ちょっと欲しいなと思ってしまったけど、製品紹介の写真を見ているだけでも満足出来ました。ああいうポーズを取らせられる自信がない(笑)
あの写真を見ていて気付いたのは、私はガンダムの足の造形が好きなんだなぁということ。横浜のガンダムを見に行った時も、結構あの辺をじっくり見ていた覚えがある(笑)
最後に
長々と書いてしまって…ここまで読んでくださった方々には感謝です!
こんなに感想書くほどのめり込んだ映像作品は久しぶりだった。続編があったら観たいし、本文にも書いたけどガンダムパイロットの掘り下げスピンオフも観てみたい!
Netflixさんよろしくお願いします。