無駄なプライド、自惚れ《20代_1》
この頃の事は思い出すのも恥ずかしい。笑
今の私が当時の自分にアドバイスできるなら、
出来ない事や弱みを認めるのは勇気がいることだからね。勇気をだして認めれば、きちんと成長につながるよ。
焦らずに一つずつ順を追ってやってくことが最短だからね。
の二つかなー。
嘘です。
ほんとは、こんなものじゃ全然足りません。笑
新卒、社会福祉士と精神保健福祉士、無事に両方の資格試験に合格し、専門職として働ける!と意気込んで、働き出しました。
配属先は地域活動支援センター。
この施設は、精神障害がある方が利用登録をし、気軽に立ち寄れる居場所としてサロンがあり、色々なイベントやプログラムも行っています。
配属先が決まり、早く一人前になれるように、相談を受けられるように、教えてもらいながら覚えていこう、と気軽に考えていたら…
何もわからないし、何も出来ない
仕事のことを先輩に相談をしようにも、何をすれば良いかわからなくて、どう相談をすれば良いのかもわからない
定時までに来て定時に帰る。
サロンでやるマージャンは上達したけど。
役立つ事が出来ていないという実感だけでなく、仕事しているのか時間だけが過ぎているのか、これが身になって将来につながるのか、戸惑いと不安しかないような、散々な状態でした。
上司も先輩も見かねてアドバイス、指導を重ねてくれていました。
「意図を持って関わるように」
「ここに来られていても、それぞれの生活課題がある。背景をしっかり見るように」
「ニーズからプログラムを組み立てるように。スタッフが仕事をしたつもりになるためのプログラムはしないように」
当時、全く理解出来ていませんでした。
当時の私は、自分の身の丈もわきまえないまま、支援として「何かをしなければならない」とばかり考えていました。
何も出来ない自分は支援者としてこの場に居る意味がない、とさえ思っていました。
早い話、ものすごく思い上がっていたのです。
当時はそれにも気付かず、大学時代の先輩や同期入社したメンバーに飲みに誘ってもらい、何とか辞めずに続けられました。
配属から一年。異動が決まります。
当然、良いようには捉えきれず「仕事が出来ないから異動なんだ」と考え、上司に「異動したくない。このまま続けたい」と駄々をこね相談します。
上司は「初めての職場で無理もないが、あなたのキャリアを考えれば、枠組みのある環境で支援を身につけた方がいい」と諭してくれます。
もちろん納得はしないまま、愚痴ばかりをたくさんのこぼして、異動しました。
結果的に、自惚れていて、無駄なプライドばかりを大事にしている事に半ば強制的に向き合わされました。
この時期に直面化したことは、後々とても良い方向に働きます。