『ラッカは静かに虐殺されている』女性に殺されると天国に行けない(環境研究)
ダーイッシュ(IS)の首都となったたシリアのラッカの市民によるメディア活動を記録したドキュメンタリー。アフガニスタンでシリアのダーイッシュと提携しているIS−Kによる自爆事件があったので、改めてダーイッシュのルーツをこの映画で確認してみることにした。
ダーイッシュはカリフ制を宣言しているが、もともとカリフにはムハンマドの出身部族でクライシュ族しかなれないので、正統なカリフではない。オスマン帝国もカリフ制を採用し、カリフをスルタンと呼んでいたが正統なカリフではなかった。正統カリフは、アブー=バクル、ウマル、ウスマーン、アリーの4代だけだ。
イスラームのウンマ(共同体)の統治方法として、スンナ派のカリフ制、シーア派のイマーム制が存在するが、イマームはイランのホメイニ師が神秘思想をベースに政治とイスラム教国家を融合する形で成立させている。しかし、カリフ制はオスマン帝国崩壊後に成功例はない。
現在のラッカは残虐性なダーイッシュからクルドが中心のシリア民主軍の地上戦で敗れた。イスラム教徒の欠点のひとつに以下がある。
「女性に殺されると天国に行けない」
クルドの女性兵士に狙われるダーイッシュの兵士は腰抜けになってしまうようだ。そして、ラッカは開放されのだ。
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