![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129045265/rectangle_large_type_2_fb227753ec5a0e1b0a0a31013c06766b.png?width=1200)
Photo by
joel_note
『マイ・インターン』シニアインターン制度
急成長しているファッション系eコマース企業が、社会貢献の名のもとに65歳以上のシニアインターンプログラムを実施することからこの映画ははじまる。
採用されたのは大企業の部長を40年経験してきた70歳のロバート・デ・ニーロ。彼の経験が新興ベンチャーの女性CEOの仕事だけけでなく、信頼できる友人として変化していくプロセスを描いた映画だ。
私が23歳のときに創業したIT企業で、当時67歳の「守富」という名字の経理マンを採用し、会計の一切を任せたことがある。まさに彼の名字の通り、富を守る誠実な仕事から10年ほど一緒に仕事をした経験がある。一方、自分自身が50代後半になり、グローバルリスクマネジメント企業に会社員として5年ほど勤務した経験がある。
ベンチャー企業としてシニアを雇う、シニアになってからグローバル企業に雇われる、という両方を経験したことから言えることは、シニア採用は異質性をプラスにするダイバーシティー経営には有効に働くということだ。ただし、大前提として同じシニアでも勤務していた企業でしか使えないファーム・スペシフィック・スキルだけを身に着けているシニアを使うことには無理がある。やはり、どの業界、どの会社でも役立つポータブルスキルを有したシニアでないと、採用側にはメリットがない。
人口減少と労働力不足に陥る日本は、今後シニアインターン制度を実施する企業も出てくるだろう。
いいなと思ったら応援しよう!
![Creative Organized Technology 研究会(創造性組織工学研究会)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144227447/profile_df544afaed71352fb65f5d15ddbdafb1.jpg?width=600&crop=1:1,smart)