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【JBpress連載第11回】『日本の強みを取り戻す「価値創造」実践講座 ”国産ロケットの父”から直に学んだHow to Innovate!(第11回)』

 従って、「mini-c」がたくさん生まれる仕組みや習慣を組織にビルトインすることが、その組織が価値創造できるかどうかの土壌となる。このことを、2019年3月期決算説明会でトヨタ自動車会長の豊田章男氏は次のように語っている。

「私は、イノベーション(価値創造)はどこからか突然訪れるものではなく、インプルーブメント(改善)が呼び込むものだと考えております。この改善の力こそが、これまでも、そして、これからも私たちの持続的成長を支える競争力の源泉だと思うのです」

 つまり、糸川博士やユダヤ人の発想法をチャート化した「オルタナティブを発見するチャート」を頭に入れた上で、改善活動などを通じ、「mini-c」「little-c」「Pro-c」「Big-C」と段階的に実践していけば、究極のポータブルスキルである創造性を身に付けることができると言える。

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Creative Organized Technology 研究会(創造性組織工学研究会)
Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。