私がイスラエルとのビジネスをはじめたのは、第1次インティファーダ(1987年〜1993年)の最中の1990年頃だった。当時、(10−2)1日に3回の自爆テロがあったことはすでに紹介した。そして、1993年にオスロ合意が成立した。
オスロ合意に至ったのは、ノルウェーの社会学者と外交官夫婦の決断が発端だった。演劇『Oslo』には次のように紹介されている。
「リスクを冒す価値はある。成功すれば、世界を変えることになる!」
あまりに自爆テロが日常化していたためか、私にはオスロー合意が俄に信じ難かった。そんなとき、私のパートナーの社長と副社長に次のような質問をした。
”あなたたちは本当に平和になれるのか”