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『アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図』ポストアラファト時代(マルワン・バルグーティ時代?)を予測するために(環境研究)
オスロー合意以降のイスラエルとパレスチナの構図は、日々の情報から、点でなく線や面で捉えているつもりだが、それ以前の構図について、復習も兼ねて高橋和夫さんのこの本を読んでみた。まず、第一に驚いたのは、この本が1992年に出版され2018年の段階で32刷だということ。
さらに、ロシアのペレストロイカによる移民のほとんどはアメリカを選び、イスラエルへのアリヤー(移住)を選ばなかったことにも驚いた。ユダヤロビーの働きかけでアメリカの移民法が改正され(ロシアからのユダヤ人が自動的に政治難民に認定されなくなった)、結果30万人がイスラエルに移住した。
ポストアラファト時代のパレスチナを予測する意味でも、アラファト時代の流れを知ることは必要だ。
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