【JBpress連載第9回】『日本の強みを取り戻す「価値創造」実践講座 ”国産ロケットの父”から直に学んだHow to Innovate!(第9回)』
6人の共同作業は運動会のムカデ競争のように、初めのうちは足並みがそろっていたが、せっかちな人とテンポが遅い人がいて、足を出すタイミングがちょっとでもずれるとたちまち転んでしまうのだ。
例えは違うが、エリヤフ・ゴールドラット博士が小説『ザ・ゴール』(エリヤフ・ゴールドラット著、ダイヤモンド社)で例示したボーイスカウトのハイキングチームに似ている。先頭にいる足の速い子供はどんどん先にいく一方で、歩くのが遅い子供は大幅に遅れ、彼より後の子供たちは先に行けない状態になってしまったのだ。
ゴールドラット博士は歩くのが一番遅い人(ボトルネック)を列の先頭に配置し、さらにその人の荷物の負荷を減らすことで問題を解決したが、糸川博士は別の方法で問題を解決した。糸川博士の解決方法はこうだ。
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Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。