「似合う色」を知るって楽しい。
先日、パーソナルカラー診断に行ってきました。
今やパーソナルカラーはネットでも診断できますし、自分はだいたいこれだろうと思うパーソナルカラーと骨格がありました。なのでわざわざお金を払って受ける必要もないかなぁと思っていた派だったのです。
ところがメイクも服装も髪型もなんとなくいつも同じで、本当に似合っているのかどうかがわからない。好きな色や好きな服を着ているはずなのにどこかしっくりこないと思うことが多くなり、結局着なくなったり使わなくなったりでお金も無駄になるし、物もどんどんと増えていきました。
アクセサリーはシルバーが似合うのか、ゴールドが似合うのか。もし結婚式をした時、どんなドレスが似合うのか。お財布やバック等の小物はどんなものが馴染むのか。お洋服は?メイクは?髪色は?自分の「好き」と「似合う」は違うものなのか?
膨大にある情報の中から自分に似合うものを選ぶのはなかなか困難で、しかも決めるのが苦手で優柔不断な私は、結局「無難なもの」にしがち。
でももしかしたら、基準さえわかればもっと色や形を楽しめるのかもしれない。
たくさんある色の中で、何が似合い、そしてどんなものにときめくのか。自分を知れるチャンスかもとどんどんと興味が湧いてきた私は、パーソナルカラーと骨格と顔タイプの診断ができる3万5000円のもりもりフルコースを気付いたら予約していたのでございました。
そして当日。
診断を受けた結果はこちらです。
1st
🌸イエベ春 ビビット
2nd
🍁イエベ秋 ストロング
骨格
👗骨格ウェーブ
顔タイプ
👩🦰ソフトエレガント
私はずっと自分は「ブルベ夏」だと思っていたので衝撃の結果でした。
紫陽花のような寒色系の色を好む傾向があったので、ブルベ夏が似合うとされている青みピンクのコスメばかりを買い、勝手に青みピンクの申し子だと思っていました。
まさかのイエローベースで、しかもビビットとストロングというかなりパキっと明るく濃い色がパーソナルカラーであるという結果に。
悲しきかな、私が今まで好んで着ていたくすみブルーや水色っぽいグレーやパステルカラーは、一番顔色をくすませるお色味だったのです。そしてリップの青みピンクは自らちびまる子ちゃんの山根くんの唇になりにいっていたという悲しい結果に。だからいつも顔色が悪く見えていたのか…と天を仰ぎました。
ファッション雑誌を見ながら私の顔タイプや骨格に似合うお洋服を見てもらったり、パーソナルカラーのリップやチーク、アイシャドウを塗ってもらったりしながら、普段使わない色をのせた自分の顔をしげしげと眺めてみました。本当に単純な性格で自分でもびっくりなのですが、明るい色を眺めていると明るい気持ちになってきたのです。鮮やかなリップを塗った顔はほんのりと体温が上がったような血色感に。たかが色、されど色なのだと実感したのです。
今まで、自分の顔は地味目で平坦だと思っており、明るい色や暖色系の色をのせることに抵抗感がありました。
ところが鮮やかなカラーが似合う華やかな顔立ちだと言われ、まんざらでもない表情であらゆる角度から鏡を見る私。もしかしてだけど私って太陽が似合う女なのでは?なんて思いながら、南の島でビビットなオレンジのワンピースに身を包んでいる自分を想像して「悪くないわね」と鏡の向こうの私に頷きました。
今まで同様、寒色系のお色ももちろん大好きなのですが、鮮やかな色は心にビタミンが補給されていくようで表情が明るくなっていくのを感じ、笑顔がハッキリしたような気がしたのです。色から自信をもらえることがあるというすごく嬉しい発見。これから自分のお守りコスメを見つけられたら素敵ですね。
意外と自分ではわからない自分の良さが、第三者から見るとあるものだということを知った一日。
家に帰ってからはスマホにかじりつきメイク動画を見ながら「私は伸びしろしかない」とブツブツ言っているのを、怪訝そうに夫が見ていたのでございました。