商売に負けてしまったと思った出来事
深夜10時ごろ夕飯をゲットしようと外に出た。家から出て自転車をこぎながら500~600円で済ませたいと何となく決めていた。そこで近所の弁当屋さんに向かった。が、しかし夜遅かったこともあり閉まっていた。諦めて他の候補をその近くで探していたところ餃子屋さんがあった。目の前を通りかかると、いきなり餃子屋のおっちゃんに声をかけられた。
「お兄さん、この2パック800円でどうや?」
見ると油淋鶏と卵・ニラで作ってあるやつがそれぞれ別でパックになっていてどちらも500円で売れ残っていて、この2つを売り切ればちょうど完売になるという状況・・・
200円安くなったけど、ちょうど飯を探していたこともあって
「じゃあ、、買います」
と買うことにした。ただ、おっちゃんに準備してもらうにつれて、は800円は少し高いなぁという思いがだんだんと増してきた。600円に値切ろうかとも思ったが、そのときは実際に行動するほどまでの後悔はなかった。
家に帰って買った飯を温めていると
「いやぁ、おっちゃんの商売に負けちゃったなあー」
「おっちゃんにあっぱれ!だわぁ」
そう思ってしまった。
実は以前、マーケティングに少し興味を抱き、マーケティングの本を買って読んだことがあるのだが、その知識を使うと今回の事例はまさに私の「返報性」の心理をおっちゃんに利用されたということですw(私のひねくれた視点から見て)
(ちなみにこれは東大経済学部教授阿部誠さんが執筆された「東大教授が教えるヤバイマーケティング」という本で買い物のときの意識が変わったのでオススメ!)
本題に戻ると行動経済学を少しかじったことでより自分の消費行動を行動経済学的に反省することが多くなりましたw
冷静な自分であれば買うという判断はしなかったと思う。あくまでも私の感想にすぎないが、味は普通に美味しかった。でもめちゃ美味いというほどでもなかった。 近くの定食屋さんに行けば550円でもっとボリュームがあってとても美味しいものが食べられることを考えると800円は高い、、、
もちろん食べているときはこんなことを考えていませんよ。
「おっちゃん、これ美味しいで!」
と感謝しながらいただきました。
皆さんは買いますか??