自動車を運ぶもの。
組み立て工場で完成した自動車は、工場の敷地内あるいは近郊の保管施設で出荷を待ちます。
輸出や遠距離へは、自動車専用船で運ぶため港まで、近郊の販売店へ運ぶ場合も、キャリアカーを使って運んでいます。
その用途において、5〜6台を積めるものから8〜9台積めるトレーラーまで様々です。トラックの荷台に上下2段の鉄骨造のフレームを組み、スロープを付けて車が積み下ろしできるようになっていますね。
販売店の納車前整備工場から販売店へ運ぶ場合には、ローダーという1〜2台積めるトラックを使うこともあります。
さて、自動車専用船で運搬する場合、ここでは"ギャング"と呼ばれる敏腕ドライバーが活躍します。YouTube動画に作業の一部が公開されていますが、10㎝幅ずつ車を並べていくという作業を、誘導員・固定係・ドライバーの連携プレーで行っているわけですね。
自動車専用船には3000〜4000台積めるので、数日のうちにこの作業を完了させるんですね。すごい仕事です。
完成した自動車は、このようにして届けられるということです。