小さくなかった「小槍」
最近でも耳にするか、高校野球の応援で何度となく聴いた『アルプス一万尺』に出てくる「こやり(小槍)」――
行ったことがある山好きはわかるだろうか。まったく小さくないし、そして上で踊るなんてとんでもなく、近づけもしない、メルヘンチックな場所じゃないと知ったのは、山好きだった父親に連れられ槍ヶ岳に登っただいぶ昔…三十数年前。
そんなこんな、若い時分に撮ったフィルム写真を整理・データ化をするのはなつかしく、とても楽しい作業なのだけれども、数が多いので経済的にはなかなかシンドい。
槍の穂先、3180メートルの山頂はとても狭かった。
登る技術や用具があって登れたとしても…「小槍の上」はもっと狭小で怖そうな場所だな、と撮った写真を見ながら今も思っている。
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