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ダルビッシュ2020

もう1イニングで…

 12試合に登板(すべて先発)し、8勝3敗、防御率2.01。投球回76、奪三振93、自責点17――シカゴ・カブスのナショナルリーグ中地区優勝に大きく貢献し、サイヤング賞候補ともいわれているダルビッシュ有の、2020年レギュラーシーズンの成績だ。

 防御率2.01。

 十分にすばらしい成績なのだけれど、1点台だったらもっとスゴいと夢想していたので、いらぬ皮算用をしてみた。7イニング無失点の好投で、ホワイトソックス相手にレギュラーシーズン最終登板を果たしたダルビッシュ。もし8回も投げていたら……

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 あと1アウトで、2.00436681 ≒ 2.00

 あと2アウトで、1.99565217 ≒ 2.00

 あと3アウト=1イニング投げていれば、1.98701299 ≒《1.99》だ。

すばらしきかな1点台

 7回までの投球数は94。8-0と大きくリードした展開でもあったので、あまり現実的じゃないといえばその通りw なにより、続投しても無失点で切り抜けられるとはかぎらないし、失点すれば(自責点がつけば)、2.01よりも悪くなってしまう。

 強いて、惜しかったと思う点をしつこく追求するとしたら、ひとつ前の登板、20日のツインズ戦で喫した、(6回0/3での)4失点か。これが1点でも少なければ、最後のホワイトソックス戦では7イニング投げなくても、無失点なら1点台だった―― ^^;

 来月中旬に発表されるサイヤング賞。

 勝ち星・奪三振数の多さや、防御率がどれだけいいかどうかだけではない、様々な記録や指標が考慮されるものとはいえ、候補選手の名前とともに主だった記録として最初に出されるのは、勝敗数と防御率(と奪三振も?)の数字。示される防御率が1点台だったら、1位票が少し増える…ような気がしてしょうがない。


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