松坂世代
2004年4月16日。福岡ソフトバンク…ではなくまだ福岡ダイエーだったホークスを所沢の西武ドームに迎えたライオンズとの一戦は、松坂大輔と和田毅のプロ初対決でもあった。
この日たまたま、別件の取材で球場に来ていて、途中までだったがその場にいたことを、写真を整理していて気づかされた。
残念ながら試合終了までは見られず。松坂も和田も完投し、試合は1対0で西武が勝利、とわかったのは編集部に戻ってから(帰宅したんだったか、記憶が定かでない…)。
前年の秋に札幌ドームで行われたアジア最終予選と、この年の夏、アテネオリンピック本大会で日本代表でチームメートにもなり、のちにメジャーにも渡った2人。
あれから17年。
昨シーズン開幕の時点では松坂本人を含め5人いた現役選手が――
今オフには当の松坂も引退し、「世代」のプロ現役選手は、和田毅1人になった。
名球会というマイルストーン――キャリア通算2000安打、あるいは200勝(または250セーブ)――に名を刻む選手がいまだ出ていない、松坂世代の選手たち。
村田修一と藤川球児がクリアできると思えるところまで到達していたものの、ともに引退。和田は日米通算148勝(あと52勝)、可能性は低いと想像せざるを得ないけど、どこまで近づけるだろう……