人生を変えてくれた曲、支えてくれた曲
今回のテーマはデザイン全く関係ないです!
私は邦楽ロックがそれはそれは大好きなんですが、ここ一年くらいで私にとってかけがえのない存在になったアーティストがいるので紹介したいと思います。
突然ですが、私は父から『迷ったら厳しい道を選べ』と教わり生きてきました。
基本的に楽な方を選んでもそのツケが後で必ずやってきます。逆に辛くても成長できる経験を早いうちに選択すれば、その努力は報われると思ってます。
その考え方自体は基本的に間違っていないと思っています。
全てにおいてその選択が出来ていたかどうかは自分では評価できないですが、少なくとも進路や人生に関わる大きな決断の時は、この考えを貫いてきたと思っています。
就活時に父親の友人で広告代理店に勤めている方にOB訪問をさせて頂いた時にその話をしました。
その方は自分なら『迷ったら美しい方を選ぶ』とおっしゃいました。
自分には思いつかなかった新しい発想でした。
クリエイティブな仕事をするとは、
そういう人の心を動かすような考え方ができる人がなるのであろうと衝撃を受けました。
それから数年後、この時の衝撃と同じ感覚を味わった出来事があります。それが1番に紹介したいアーティストに繋がります。
◎SUPER BEAVER
私の1番好きなバンドです!
(知ってる人がなかなかいないからいつも1番って言いづらいんですけど、、、)
過去に一度メジャーデビューをして、私の人生のバイブルである『NARUTO』のアニメ主題歌も歌っています。
その後インディーズに降格になってしまい、苦労も沢山しているバンドなのですが、結成15年目となる今年に晴れてメジャー再契約をしました!!
そんなSUPER BEAVERなんですが、最初の出会いは前職の勤務中に店舗でたまたま曲が流れたのがきっかけでした。
その時流れていたのは『ありがとう』という曲です。私は少しひねくれていて、ありがとうという曲名の歌はあんまり信用していない節があります。笑
一見するときれい事とも取れる内容ではありますが、ただSUPER BEAVERの歌はなぜか心にすっと入ってきて頭から離れませんでした。
それから他の曲も含めて聴くようになりました。
そして2018年年末のCOUNTDOWN JAPANというフェスで、初めて生のライブを観ます。
本当は途中で別のアーティストを観に行くつもりだったのですが、MCも含めて引き込まれてしまい、気づけば最後まで見ていました。
なんなら感動して泣きました。笑
そして忘れもしないのが私の人生を変えるきっかけになった曲『予感』です。
SUPER BEAVERは派手な見た目とは裏腹に、とてもまっすぐでストレートな曲が多いです。
中でも予感はメロディも爽やかです。
サビの歌詞が
予感のする方へ 心が夢中になる方へ
正解なんてあって無いようなものさ 人生は自由
今予感のする方へ 会いたい自分がいる方へ
他人の目なんてあって無いようなものさ 感性は自由
名も無き感動に 感情に
想うがままの名前をつけて行こう
とあるのですが、その時私はちょうど転職を悩んでいました。その時点ではまだ何も定まってはいないのですが、漠然とやりたい仕事はこれじゃないと思っていたんです。
ただ、最初にも書いた通り、迷ったら厳しい道を選んできたので、仕事を辞めることは逃げなんじゃないかとも思っていたんですよね。
そんな私にこの曲は勇気を与えてくれました。
あぁ、あれこれ考えずに楽しい予感がする方を選んでもいいんだと。
特に『会いたい自分がいる方へ』これは痺れました。
私の人生で何か始める時の動機はだいたい憧れから入ることが多くて、人生はなりたい自分を叶える物語だと思ってきました。
さらにSUPER BEAVERはボーカル渋谷龍太さん、いや、渋谷様のMCも感動的で、この人達は本気で夢を叶えた人達なんだ、そして本気で私達一人一人の心に伝えようとしてくれてるなと感じました。
完全にSUPER BEAVER教徒と化した私は、後に自分のやりたいことを見つけ、デザイナーを目指します。
つづく
◎マカロニえんぴつ
次に紹介するマカロニえんぴつは、転職真っ只中の絶賛病み期の私をずっと支えてくれました。
SUPER BEAVERが初恋の人であれば、まさにマカロニえんぴつは辛い時期に献身的に励ましてくれた彼女って感じですね。(なぜか男目線)
マカロニえんぴつはネクストブレイク、なんならもう人気でチケット取りづらいですが、今話題のバンドです。
メンバー全員音大出身で、音楽性もさることながら
歌詞の独特の表現、アレンジも秀逸、
何より、、、エモい。(言いたいだけ)
別の記事で書いてますが、私は転職活動中に前職で仕事の環境が変わったのもあって、色々なことに疲れてしまいました。
通勤でJR新宿駅と西武新宿駅の間をサブナード経由で毎日歩いていたのですが、たぶんその時の顔はこの世の終わりのような表情だったと思います。笑
特に通勤中一番リピートして聴いていたのが『零色』(れいしょく)という曲です。イントロから切なくてそして間奏のギターがもう染みる染みる。
朝も夜もセピアの空が 円状に立った僕を狂わす
安心の言葉で誰か助けてくれよ
色のついた隙間を探しているんだ
ずっと探しているんだ
これがサビの歌詞なんですが、恐らく『零色』とは造語で、個人的解釈ですが、何色とも言いようがないものなのかなと思います。
メンタルがやられている人の曲だと思っていますが、そういう弱ってる時って出口が見えなくて、自分の半径数メートルだけスポットライトが当たってるような感覚に陥るんじゃないかと。
きっとその得体の知れないものが自分を侵食していく状況を零色という絶妙なワードで表現しているんだと思います。
愛想振りまく今日で 傷を最小限に
いつも考えないで済めばそれでいいよ
という歌詞も、当時理不尽なクレームに対応するのに心を消そうとしていた自分を思い出し泣けてきます。
歌詞の雰囲気からは想像つきにくいかもしれないですが、メロディはめっちゃきれいな感じなんですよね。
なんか夕方の電車で窓の外眺めながら聴きたくなる感じの!そこが救いがあっていいんです。
という感じで、マカロニえんぴつの中ではむしろマイナーな曲で、有名どころは他にもっとあるんですけど、よかったらぜひ聴いてみてください!
◎おわりに
今回は完全に私の趣味の回でした。
コロナ禍でライブやフェスがしばらくは中止になっているので、私にとって楽しみがなくて辛いです。
生の音が一番ですが、こんな時こそ家で音楽を聴く、そして熱唱する、そのための時間だと捉えます。
これを機によかったらSUPER BEAVERとマカロニえんぴつをぜひ聴いてみてください〜全曲すばらしいので!
そして語らいましょう!
お付き合いいただきありがとうございました〜
次はデザイン関連の話に戻りますので!
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