見出し画像

【ネタバレ含】狂気山脈 感想【CoC】

CoC、マダミスどちらでも名を聞きどちらもとても評判の良い狂気山脈。ついに友人Mが狂気山脈ー邪神の山嶺ーの卓を立ててくださると聞き、満を持して参加してきました。

自分の感想をまとめるうえで、ネタバレになってしまう部分があるかと思います。ご注意ください。


【事前準備】KP「とにかく楽しむこと!!」

楽しめと言われたら楽しむしかないですよね。(そもそも楽しむために参加するわけですが、そう思っていたら刺されますが......)

というわけで、雰囲気を作るために今回は友人Kに立ち絵作成を依頼してみました。
初めて、他人に絵を依頼するというのを経験しまして、ぼんやりと持っているキャラクターイメージを伝える難しさを改めて感じました(結局、キャラシのメモのほとんどを投げちゃいましたが)。
さらに今回、立ち絵差分まで作成していただきました。通常・登山・ピンチの3枚を準備していただきまして、未知の暴力的で狂気的な山に挑むわけで一番使用頻度が多かったのはね......(ココフォリアの差分機能楽しいっすね)

画像1

今回の自PC(1B):蓬田 里奈(Yomoda Rina)


【導入】「カレーはフルーツ」

狂気山脈、キャラクター番号が存在し、各キャラごとにバックグラウンドとそれに伴う目標を持ち山に挑むという。事前説明時にPLごとに希望のものを選ぶためにそれぞれを読み込み、その後も本番までに楽しみなのでまた読み込む。そして、始まるシナリオ内でのPCのロールプレイとしての自己紹介。これが悲劇につながるとは......

今回の3人の探索者は
PC1:母親のために生きて帰る
PC2:第一次登山隊とのかかわり...?
PC3:オカルトマニア
といったメンツ。
ちなみにいのーえはPC1でした。


【登山開始】「K2さんなら聞こえてるよね?」

狂気山脈ならではのシステム紹介もあり、いざ登山の開始。
序盤から、順調ながらもどこか不安なアクシデントが不気味な何かが存在することを主張してくる。

少し足を進めてから、PC3人のうち2人の耳に異音が届く。同時に思い出す「KPも精一杯RPする」との宣言。あ、これはと登山経験豊富なKPCに状況整理を振るしかないっすよね。ちゃんと期待に応えてくださったKPさん流石でした。


【狂気との闘い】「挿絵は佐藤の写真」

NPC達の脱落から始まり、デスゾーンに入り怪異の存在が強くなる。
PC達のHPと同時に深夜帯に入ったPL達の思考力も失われていく。
さらに”ありえない死体”というかたちで、現実的な恐ろしさがPC3人に襲いかかる。

今思えば、体力を浪費していた。
けれど、生きて帰るという思いと食料不足の恐れから最適な選択ができないでいた。
この状況を打開したのはPC2。天候を窺う重要さを説き、成功率を上げたPC2は圧倒的にMVPだろう。


【目的達成】「一流の登山家」

チャレンジしてもチャレンジしても進めない、圧倒的存在感を示すラスボスのような大黒壁。
そんな最後の”壁”に対して、圧倒的な才能を示したのはPC2だった。

完全にあれは主人公。素晴らしいクライミング。

そして、一歩ずつ3人の探索者は頂へ足を踏み入れる。
完璧な登頂。完璧なエンディング。


【真実】この山の支配

神話要素がおまけ程度でCoCとしてこんな人気作品になるわけないんですよね。

山の最高地点に到達したと思ったら、狂気山脈が鳴動し今来た道がなくなり、怪しげなものの動きが見える。
生き延びるために、各々の探索力を活かし道を探す。

明らかに我々を招くあの場所
一歩ずつ身を削りながら招かれる。
なんとなく、PC1とPC2はクトゥルフ神話技能とこの山の真実を得てしまう(気づけないオカルトマニアさん......)。

体力も残りわずか。
どうせ死ぬのならと、少し現実離れした場所で、キャラシ作成時にKPさんにご許可いただいた技能を宣言してみる。

すると、KPさんの様子がおかしい。
何かひっかかってしまったようだ。

あぁ、やらかした。
そもそも、自PCはそんな不思議なものに興味を持つだろうか。
もういい。なるようになれなどと思っていたらKP様から示されたのは、

この山の本当の真実

そして、生き延びるためのかすかな光。
確実ではないが、体力的に他の方法を探す余裕はないので、必死に試してみるが当然のように失敗。
(ゲーム上のことを考えると成功率36%なので失敗するのはある種当然だし次こそ成功するだろうか......)

ごたごた考えたって、このままでは死にゆくだけ。
生きて帰るには試してみるしかないと。

再度、本当の真実から得た情報を基に試してみる。
今更ですが、この日1番失敗が多かったのは自PC。

ダイスの女神に祈りながら勝負のダイス。

結果は成功

狂気山脈に発生していた不可解な現象が消えて元に戻っていくらしい。
あとは流れに身を任せ下山。
全員生還endにたどり着くことができました。


【あとがき】主人公はだれ?

今回の狂気山脈の卓を振り返ってみると、明らかに登山家として主人公だったのはPC2なんですよ。判断力、実際の技術どちらも素晴らしいものでした。
一方で、クトゥルフ神話としてみると、自PCであるPC1は本当の真実に気づいちゃってそこから得たコトを成功させちゃうあたり主人公っぽさありますよね。
ただ、全体を通して主人公っぽいのというか、物語として主人公として一人称視点をお借りしたいのはオカルトオタクとして記録を取り続けていたPC3だなぁと。
実際、プレイ直後にPC3からの手記メモは素晴らしいものでした。


今回の終盤にあんなことをするきっかけになったり、今回のRPに大きな影響を与えたのは、すぎうらきりとさんと高生紳士さんがかなきみについての対談などを視聴したのが一つだと思います。
 まず、メタ的な思考は悪いことではないということ。もちろん、メタを表に出しRPを疎かにすることは冷めてしまう可能性もある。でも、「たぶんこいつ重要だな」とか、それを頭の片隅に置きながら行動することはシナリオを隅々まで楽しむことができる一つの手段になるんだなと。
 CoC初プレイだったかなきみに後悔があったり、キャラへの思い入れが薄いのも多分それが原因(後悔しながらもCoCにはまっているのでたぶんより良くできたという思いがあるんだろうな)。
まぁ、今後参加するときは自分を主人公だと思って行動して、最終的な着地点を窺っていく形になっていく(多分、こんなこと言いだしているのでそうじゃないの考えたくなってくる)だろうと思います。


最後になりましたが、素敵な卓を準備し回し切ってくださったKP様、同卓してくださったお二人、ありがとうございました。またの機会を楽しみにしています。


さらに小ネタを。
自PCの蓬田 里奈(Yomoda Rina)は山登り(YamanoboRi)のbをdに替えて並び替えて命名しました。
誰かに話したかったのでここに書いてみました。

いいなと思ったら応援しよう!