【ネタバレ含】キルキルイキル 感想【CoC】
始めに
とてもネタバレがあります。
未通過の方は絶対に読まないでください。
彼方からの君に捧ぐ、生命の樹に続く、CoC三作目は、「キルキルイキル」でした。周囲に複数人通過済みの友人がいましたが、いやー、評判の恐ろしいこと。泣かされただの刺さったなどなどなど......
期待しすぎ?
通過、未通過関係なく、周囲の友人たちから「いいシナリオらしい」という評価を聞いていて、期待すると同時に期待しすぎなのではという不安を抱えていましたが......
キャラシ作成 #推奨とは
KPさんからシナリオのあらすじと推奨技能が説明され、KPさんに従いセッションをよりよいものにするためにPL同士での設定のすり合わせまで行いました。
今回は、「幼なじみとシェアハウス」していることが設定の1つの軸になるということで、「幼なじみ」と「シェアハウス」それぞれのワードを相方と膨らませました。ただ、設定に気を取られすぎて大事なコトを忘れていました。
推 奨 技 能 と っ て な か っ た
当然、KPさんには「なめてるのか」と怒られました。(明らかに「乗馬」とかいうシェアハウスという舞台に使わなそうな技能はキャラのためにとってましたからね......)。
まぁソロじゃないので、相方が保持してれば問題ないちゃー問題ないはずなのですが、相方さんも何とかなるやろと聞き耳しか伸ばしてなかったんですねぇ......
しかも、2人いるといっても、それぞれ探索しないといけない場面もあるわけで......
今まで多人数探索しか経験したことなく、甘えがありましたね。
いざ本番
開幕からいろいろあったわけですが、素晴らしいシナリオ、素晴らしいKPのおかげで完ぺきではないものも、情報が集まってくるのです......
少しずつ頭をよぎる仮説。
最初の仮説は相手が既に死んでしまっている可能性。そして、それを本人に伝えたら消えてなくなってしまうかもしれない。そう考えると何も口にできないもどかしさ。
だんだんと手札が増えてくるにしたがって、いや単に心理的な疲労感がもたらしたものかもしれないが、新たな仮説として、死んでいるのは相手ではなく自分だったのではと頭をよぎる。
プレイヤーの心だけでなく、自キャラも体調が悪くなる......
真実は何か、その真実はたどり着いていいものか。いろんなことを考えながら情報を咀嚼し飲み込む作業を続ける。
インプットとアウトプットを繰り返しながらも、一つまとまった答えは、死にたくない、生きたいということ。
どんなにあがいても、シナリオはエンディングを迎える。
最期は、自分と相方で選択したい。後から振り返れば、そんな心理もあったのだろうか。自分の気持ちを明かしてく。自分とは異なるコトを知っている相方はすべて受け入れていく。嫌でも目に付くテーブルの上に置かれたモノ。でも、それは使う気にはなれない。
避けられぬ終焉は、せめて愛しいこの手で......
殺意
そこにあった殺意は自キャラでも、相方でも、KPさんでもなく、私プレイヤーに向けられた殺意。
いや、好きなんですよ。苦しんでいる子やかわいそうな子。1単語で述べるなら性癖。でも、自分がそんな立場になるのはつらいなと改めて知ることのできたそんなシナリオ。その素敵なシナリオをKPしてくださった友人Y。
殺意とは愛。
種明かし
本編が終わり、感想戦に突入しました。
自キャラはすべてを知ることなく今後も生きていくであろうこと。これが幸せなのだろうかなどと考えていましたが、あの子はどう生きていくのだろうか。今後の人生も見てみたいなと思います。
また、相方に関しては、謎に設定がはまっておりまして、見た目ロリというのが「そういうことだったのか」と結末との相性の良さに一種の感動を覚えました。また、2人が演劇をやっているというのもハマったなと思った一方で、自キャラと相方の職業を考えると......(APPに少し差があったのですが、大丈夫だったんかなぁ)
最後に
最後まで稚拙な文章をお読みいただきありがとうございます。
何かしらのリアクションがあると筆者がひとり喜びます。
また、今週には初めての中時間セッションのKP予定、月末には楽しみにしていたシナリオへの参加予定があり、とても楽しみです。