今年はKBCシネマに行った
土曜日の朝。仕事の日よりは遅く起きたけど、まぁまぁの早起き。今は朝の家事も終えて、リビングでのんびりしている。夫はまだ夢の中にいる。
さて、今年も残るところ二週間ですよ!今年は何があったかな〜。特に何もなかった気がする。大きなことは、いいことも悪いことも、起きなかったんじゃないかな。それはそれでいいんじゃないかな。平凡が一番よ〜。
ヒッキーも「変わり映えしない明日をください」と歌っていたしね。
まぁ、なんとか無事に今年を終えられそうで、よかった。
あと二週間、何も起きませんように・・・。
そう言えば、今年は久しぶりにKBCシネマに行ってきた。
KBCシネマは福岡の昔からあるミニシアター。井野田、学生のときは結構頻繁に通っていたけど、結婚してから一度も行ってなかった。久しぶりに行けて嬉しかった。今回、新たに会員カードも作ったし、これからはちょくちょく通おう。昔は指定席でもなかったのにWeb予約もできるようになって、指定席で、新しくなったKBCシネマに非常にたまげた。
ちなみに井野田の初めてのKBCシネマでの映画鑑賞作品は、イラン映画の『運動靴と赤い金魚』を父と観た。空気感がキレイで、美しい兄妹愛に泣けた。最後のシーンでほっこりしたなぁ。『運動靴と赤い金魚』は今まで観てきた映画とは違う感覚で、非常に感銘を受けた覚えがある。世界の映画って奥が深いんだなぁと小学生ながらに感じた。しかし、映画のあとは当時、小五の井野田を残して、父は映画の後で仕事に行ってしまい(どういうスケジュール?)、井野田は独りで地下鉄とJRを乗り継ぎ、実家まで帰ったというね。
当時、携帯もICカードもないのにね。よくやったよ、小五の井野田。
大学に入ってからは寮に入って、門限を気にしながら夕方上映の『Laundry』を観に行った。窪塚くんと小雪のやつね。これもただただ美しいストーリーと二人の絆に感動して、号泣した。窪塚くんのピュアさと、小雪の抱える傷に共感し、物語が進むにしたがって苦しくなる二人を見守った。結末にかなり泣けましたよ。これも映像のキレイな映画だった。BONNIE PINKの主題歌も良かった。この映画を観終えて、KBCシネマを出るときに、春の夜の空気を感じて「自分はなんにだってなれる」という感覚になった記憶がある。まぁ、今の私は何者でもないんだけど、自分の可能性を感じられた瞬間ってそんなに記憶にないから、この時のことは深く覚えてる。
タイムワープできるのが映画館の良いところ。
来年は劇場でたくさん映画を観たい。