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息子先生(奇跡編)

「見通しが立たない人生と見通しが立っている人生、どっちがいい?」と息子先生に聞かれた。

少し悩む私がいる。

どっちだろう。

頭では、見通しが立っている方に決まっていると思いながら、心は、それではつまらないよと言う。

そもそも、考えなしに行き当たりバッチリとか言ってるあたり、見通したってないじゃんって感じなのですが。

息子先生、我が家のことを人生の見通しが立たない家族と言う笑

「そんな家族いなくない?」と聞かれた。

と言っても、夫にぶら下がっていた(守られていたとも言う)私と息子3人は、ある日突然、放り出されたわけで(夫、くも膜下)見通しどころか、全てが白紙の状態になったわけだから、とてつもない人生のリセットだったわけだ。

誰もが未知の人生を歩んでる。

未来とは、まだ見ぬ世界なのだ。

でも、まだ見ぬ世界は、どこか遠くにあるわけではない。

今、この瞬間から始まっている。

「普通の人は、ある程度見通しが立ってた上で、生きてるよね。未来は、未知なので想定通りにはいかないけど」と息子先生は言う。

未知とは、ワクワクすると思って生きてきた。

しかし、こんな人生は、ワクワクしないと叫んでみたところで、何にもならない。

見通しがたった人生は、安定してるけど、全てが想定内だったらつまらないと言い聞かせてみる。

「では、今の現状をどう捉える?」と息子先生に聞かれた。

「奇跡は、行動を起こさない限り起きないよ」とも言われた。

「そもそも奇跡は奇跡じゃなくて結果なだけ。」

「行動した結果、結果に対して説明ができないことを奇跡と人は言うんだよ。」

「だけど、本当は、全て説明ができるから、奇跡ではないのだけどね。」とシラっと息子先生は、言ってくれる。

ふと、思った。未来からやってくる今を生きる。

奇跡とは、過去からの視点なのだと思った。
過去の情報では、説明できないから、奇跡なのだ。

昔の人が見たら、この世は奇跡で溢れている。

空を飛んでいる物体

画像の中の動く人

声が聞こえる物体

月が隠れる

太陽が隠れる

空を飛びたいと思って行動した人がいたから、私たちは、今、飛行機に乗って世界中を旅できる。

平和でありたいと思って行動すれば、世の中は愛に溢れる気がする。

豊かで健やかに暮らしたいと思って行動すれば、笑顔でいられる気がする。

未来からやってくる今を生きようと思った。






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