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息子先生(子不幸編)

タイムウェーバーなるものを受けてみた。

それは、何?と思う方、ネットで調べてみてください。(便利な世の中)

簡単に言うと波動測定器。

質問をするとその人の波動を読み取って、質問に答えてくれるのです。

私の質問は、『この先、幸せに生きるために、今、何をすればいいですか?』

したいことも好きなこともしてる…

でも、3年前にすべてを失ってから、好きなことをして楽しいけど、幸せじゃない。

タイムウェーバーさんのその答えが、半年後に体調に問題が起こるから、今から養生してください。足りものは飽和脂肪酸と…etc

助けてくれるものの中には、いくつかの薬草とヒルデガルドのレシピがあった。

何年か前にヒルデガルトの料理本「ドイツ修道院のハーブ料理」と言う本を買っていた。(置いてあるだけの本)
副題に「中世の聖女、ヒルデガルドの薬草学をひもとく」と書かれている。

いたって健康なのに、この機械は、何を読み取ったんだ?

考察してみた。

自分の内側を観察してみた。

すると、死に急いでいる自分を見つけてしまった。

そうなのだ。私は、無意識のところで、夫が亡くなって3年以内に亡くなるという刷り込みをしてる。

無意識どころか願望だ。

「仲のいい夫婦は、相手が亡くなると3年以内に亡くなるのよね。不思議よね。」って、母が言っていた。

そんな母は65歳の時に夫を亡くしている。
母は、その後20年生きたのだ。

「そうなんだ。仲のいい夫婦は、片方が亡くなると死んじゃうんだ。」と私は、そこで記憶した。

その後、ある本で、人は絶望から死んでいくと言う文章を目にした。

その時に、すごく腑に落ちた。

愛する人を亡くして絶望した人というのは、生きる意味を失う。そして、心も体も病んでいく。

バッチフラワーレメディを作ったドクターのバッチ博士は、全ての病のもとは、感情に起因すると言った。

バッチフラワーレメディ38種類を、7つのカテゴリー別に分けることができるのだが、その中に『失意と絶望』というカテゴリーがあり、8種類のレメディがそのカテゴリーの中に含まれている。

失意と絶望の果て、人は病気になることがあるのだということだ。

反対から見ると、この人の病気の原因は、失意と絶望からきているから(もちろん肉体の手当てをしなければいけない時は、そちらを優先しながら起因となってる問題を解決していく)失意と絶望から脱出できれば、病は回復するのだ。

だから、仲のいい夫婦は、残された人が絶望することで心が病んで体が病気を作って3年以内に亡くなるのだ。

そう深く私は心に刻んでいた。

まさか、自分の夫が突然亡くなるなんて思ってもいない頃から、そう刻んでいた。

だから、健康体の私が半年後に病に?と思ったが、半年後は、夫が亡くなって3年なのだ。

3年間は何も考えずに生きようって決めて何も考えずに生きてきた。

でも、潜在意識に深く刻んでいたのだということを、タイムウェーバーは教えてくれた。

死に急いでると自覚したものの、生きる意味や夢を失ってしまったわけだから、それもいいかと、どこかで思っている。

私を愛してくれる絶対的な存在である父も母も夫も、この世にいないのだから。

常々、亡くなる時は、病院で2ヶ月間入院して惜しまれて亡くなるという想定をしていたのだが、ちょっと長いなと思い1ヶ月に訂正したところだ。

なので、この一連の流れを息子先生に話してみた。

すると、息子先生は、

「親より子供が先に亡くなるのは、親不孝って言うけど、子供に親孝行させずに亡くなるのは、どうなんだ。子不幸だ(そんな言葉があるのか?)。」

と言われた。

彼に言わせると親孝行させない親は、ダメらしい。

父親のことを言ってるのか?

それとも、私が死に急いでいるからなのか?

とりあえず、それ聞いて息子先生のために、もうしばらく生きることを決意したのだ。

だが、やはり、この決意は、腹の底まで落ちていない気がする。

私を愛してくれる人がいない不安感や寂しさの方が勝っている。

愛されているという安心感の上に長年生きてきた私は、なんと、ひ弱なのだろうか。

2023年8月8日という今日

春分の頃から始まった私を揺さぶる人間模様は、確実に私を生きさせようとしている。

未来に向かって

未来の私は、きっと、このことがあったから幸せだと言うだろう

今は想像できない幸せが

未来に待っている

『目の前の時間を精一杯大事にする』そんな言葉を27歳のももちゃんから受け取った。

それでこそ人生だよ

そんな声が聞こえた。

息子先生、「入院してもお見舞いに行かないよ」と冷たく言いはなった。

きっと、私に生きていて欲しいということなんだと受け取った。

事実はどうあれ、私には生きる目的が必要なのだ。

生ききる

それが、今の目標だ。

この人生を生ききる

「生きる」のではなく、「生ききる」

何も考えずに生きていくのではなく

この人生を生ききる

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