ドラクエ10第2回プレイヤー座談会レポートが掲載され、効率厨の目も当てられない意見が運営によって晒されてしまう
全国のドラクエ10プレイヤーのみなさまこんにちは。リアル多忙で時間が取れなかったことを理由に一度引退しましたが、あとでエンドコンテンツにさえ行かなければ時間確保できるじゃんと思い復帰したいのっちと申します。復帰して1年くらい経ちますがだらだら楽しんでいます。
さて今回は座談会です。実はこれ第二回目で大分昔に第一回目を行っています。このときの提案が高確率で実装されたり考慮されていたりした覚えがありますので、今回の第二回も運営がどこまでプレイヤーの意見を取り入れて頂けるか、またMMOというゲーム設計上妥当な意見が上がっているのか、私視点で見ていきたいと思います。あくまで私視点なので妥当かはさておきます。
プレイヤー目線も大事ですが、運営目線も考慮しないと暗黒のりっきー政権のときのように無邪気にプレイヤーの意見を取り入れた結果、泥沼のゲームに堕ちていった過去を忘れてはいけません。ではれっつごー!
なお、運営が公開したレポートの内容を元に記載していますので、基本的にはレポートも平行でみながらご笑覧ください。
第2回プレイヤー座談会 レポート (2024/4/26)|目覚めし冒険者の広場 (dqx.jp)
■議題1 コミュニティをより盛り上げるためにどんなゲーム機能が欲しいか
「フィッシングコンテスト」はコラボするよりも、報酬を変えることを優先した方がいい?
運営の回答が少し変だなって思いましたが、恐らく運営が言いたいのは、フィッシングコンテストは他の期間限定コンテンツとは一線を画すコンテンツだと言いたいのではないかと思います。
トラシュカ等はだいたいこの時期に開催されるだろうとの見込みはありますが、フィッシングコンテストは不定期開催。コンテンツの考え方が異なるので一概には言えないのだろうと思います。恐らくドラクエ外への広報という位置づけと考えていそうなので、かっぱえびせんなどの商品コラボだけではなく知名度が高い方とのコラボなど対象を拡張させると開催頻度は上がるかもしれませんね。グラブルみたくVtuber出て炎上されても困りますが。
Windows版以外でも画面の明るさを調整できないか?
現在Windows版でプレイしていたので全く気づいていませんでした。これは知見。写真ガチならPC使ってそうなイメージがありましたが、動作環境の差で写真の出来栄えが変わるとの意見は極めて妥当だと思います。素晴らしい意見だと感じました。
議題2 どうやったらアストルティアに冒険者が増えるか、なにがあれば戻ってくるかの意見・提案
各コンテンツのプレイにかかる時間を減らした方が良いのではないか
個人的には冒険者側が出している意見の内容は何を言っているのか理解できませんでしたが、運営の回答は興味深いものだったため引用。この回答内容は広く伝わるべきだと思います。
以前XなどではVer6中にパニガルムを緩和してほしいなどと言う笑いすぎてお腹がよじれる意見が散見され、冒険者はいろんな人がいるんですねと思わせてくれましたが、運営から正式に正論パンチが飛んでいます。
基本的に緩和とはコンテンツの陳腐化を招くので、緩和対象というのは運用状況を見極めて判断が必要になります。陳腐化のイメージが湧かない人は過去のコインボスの野良募集をみてきてください。彼らはパニガルムを一刻も早くああいう状態にしたいんです。それは結果として新人冒険者や復帰者を大きく苦しめることになります。
運用としては緩和によるコンテンツの再活性化もあるので緩和のタイミングはかなり難しいですよね。基本的に効率厨というのは己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種なので、効率厨の過激な意見は穏便に無視しつつ、オンラインゲームにおける可処分時間を考慮しコンテンツの緩和時期を運営には継続して検討して頂きたいと思います。
特に今回の意見で例として上がっている「魔因細胞」金策は文字通り金策なので、貯まるゴールドが変わるだけです。確かにこの世界はカネトルティアと呼ばれるほどお金が全ての世界ではありますが、お買い物をきちんと計画を立てていきましょう。メインストーリーを進める、新しいコンテンツに一緒に参加するというゲームの主たる時間が無いとかならわかるんですが、そうではなく金策効率を落としたくないので運営がなんとかしろというのは少しピントが外れているのではないかと思います。私が理解できないと言ったのはそういうことです。
「ロスターのお題」の更新頻度を上げてほしい
これ毎日更新でも良くないですか?ってずっと思っていましたが、座談会でも同様の意見が出されていることを確認して、ですよねって感じですね。
更新頻度を2週間に設定しているのは、2週間のうちに楽しんでねってことだと思いますが、ロスター自体は過去のボスを対象にしているので。他の2週間単位で更新しているコンテンツと考え方があまりマッチしないんですよね。
ただ、毎日更新となると狙ったボスに行きたい人からするとボス状況を毎日ウォッチしないといけないので、このあたりはつよさ予報のような内容が確認できる仕組みを合わせてくれるとありがたいですね。
職人仕事に必要な素材を一括購入できるようにならないか
これマジでそう思います。このあたりのインターフェースはドラクエらしくないというか、本当に面倒なんですよね。実装的に難しいのは体感として理解できるのですが、これはマジでそう思います以外言えることないです。
コインボスのお手伝いが積極的に行われるような仕様が必要ではないか
これ、ぶっ飛んだ意見があったのであえて紹介しますね。
己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種の集大成のような意見です。運営がプレイヤーに楽しんでもらおうと頑張って実装したコインボスをやらなくて済むようにしたいですと本人の前で言えるって本当にすごいです。人としてちょっと心配です。運営も「将来的に登場するアクセサリーに使えてしまうと、自分のための効率プレイになってしまうのですよね。」と悪質な効率厨は黙ってろと言わんばかりの回答。この問答、本当に載せて良かったんでしょうか?
本件に関してはロスター経由での仕組み拡張、報酬追加が落とし所ではないかと思います。これ、ロスター経由せず直接フレンドや野良でボスを討伐した際に、例えばですが、「黄金のブローチの破片」のような汎用的なアイテムが獲得できたとします。そうなると運営の回答でも懸念している通り己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種は決してお手伝いなどせず、同人種の人たちで周回を始めます。理由は効率的だからです。
過去にアクセサリー捧げることでベルトに付加される効果を封印する仕組みが邪神の宮殿で実装されました。これは恐らく同様の意図があったんだろうと思います。これが実装されたとき何が起こったかご存知ですか?効率厨は悪霊の神々を周回し始めたのです。そういうもんです。報酬におしゃれ装備なども止めたほうがいいと思います。同様の事象が起こって意味を成しません。
同じくらいのキャリアの冒険者と出会う場を設けてほしい
現在のドラクエ10はキャリアが細分化されすぎててかなり難しいのではないかと思います。レベルだけでも各職業で分かれていること、装備状況、アクセサリ状況、宝珠や女神の木などの進行状況、ストーリー進行状況、その他の要素も加え、これらを掛け合わえたものと捉えると多岐にわたります。
座談会であったように新人・カムバックさん限定のようなピンポイントの設定であれば可能と思います。このようなチームは結構耳にしますし、他のゲームでもそのようなコミュニティは存在しますね。
後述する議題でも出てきますが、これはルーム含むコミュニティ機能の追加が妥当になってくると思いますね。ルームは他のルームへは2つまでしか入れないため、あまり掛け持ちも出来ないことから、入りたくても入れないなどの話は出てくると思います。コミュニティの数が増えれば活性化にも繋がりますしねMMOらしくもあると思います。
「冒険スタンプ」を広めてはどうか
個人的には冒険者の広場よりXとかブログのほうが遥かに意図せぬネタバレリスクが高い気がするのであまりピンときませんがそうなんですかね?
仮にそうだとすると、対策としては冒険者の広場というものは意図せぬネタバレが起きない、または起きにくい仕組みに変え、それを認知してもらう活動が必要になると思います。
座談会のレポートをみるとそのような記載が無く、周知の話になっていてちょっと実態の会話とレポートで乖離がありそうな気がします。実際の会話はどうだったんでしょうか。ちょっと謎です。
「創生珠」集めなどに伴う離脱の懸念があるのでは
ここでも己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種らしい意見があったので引用しますね。
運営の回答、とても面白いですよね。お前らは「じげんりゅう」と戦いたいんじゃなくて報酬が効率的に欲しいだけだろって言わんばかり。これ本当に掲載して良かったんでしょうか?己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種の考えはパニガルムのボスはじげんりゅうにしてほしいといわんばかりになってしまうのですが、そんな効率的なパニガルム楽しいですか?
個人的には復帰して早々に行けるコンテンツってエンドコンテンツって呼べるんでしたっけ?って思っています。一般的にエンドコンテンツとはレベルなどの育成が完了した人向けのコンテンツです。育成が終わってない人は育成コンテンツを楽しむというのが本来のゲーム設計だと思います。それにエンドコンテンツといっても8人のオートマッチングも用意されてありますし、育成が終わって無くても戦えないわけではありません。
そういうのを無視してでも復帰者にエンドコンテンツへ参加してほしいのであればとても簡単な解決方法があります。エンドコンテンツをじげんりゅうにすればいいです。パニガルムでじげんりゅうと戦いたいんですよね?だったらエンドコンテンツでもじげんりゅう出して即倒して称号やラクリマ、果実を効率的に貰えばいいと思います。え、いやですか?どうしてですか?パニガルムはいいけどエンドコンテンツはダメっていう理由、私にはわかりません。そんな効率的なエンドコンテンツ楽しいですか?ってもし言ってきたら指を指して爆笑してあげます。
まあ冗談はここまでにして、本来コンテンツの緩和は復帰者や効率厨だけでなく全プレイヤーに影響があります。緩和を望んでいないプレイヤーも巻き添えになりますので、そんな簡単にはできません。ですが影響を特定のプレイヤーに限定し実施する施策はあります。クローバーのカギのように課金で素材ドロップを増やすアイテムを販売すればいいと思います。現在のドラクエ10の課金方針は時短が可能であり強さに直結しないわけです。今からドラクエ10を始める冒険者、復帰してこれからエンドコンテンツに勝てる程度の育成が欲しいプレイヤーは、後から開始してベテランに簡単に追いつくとは思ってはいないと思うので、こういう方達を対象に時短として素材ドロップを増やすアイテムを販売すればよいと思います。そうすれば全プレイヤーに影響するコンテンツの緩和は不要だし、課金したくないプレイヤーは引き続いて周回すれば良いわけです。ドラクエ10のプロジェクトにもお金が入るし、一石何鳥なんだってくらいに良いことだと思いますが。
リスクがあるとすれば効率厨も購入することではありますが、普段ログインしているようなプレイヤーの課金ハードルは高いのではないかとも思うので、思い切ってやってみてもいいのではないかと思います。
バトルコンテンツが多すぎるのでは?
隠れスライムフェスティバルやっていたので、あまり多すぎるという印象は無かったです。が、確かに今回Ver7はクエストが無いな?って印象は確かにありました。
メインストーリーに全振りしたと運営は言っていますが、本当にそうなのであれば、Ver7での新しい世界をもっと深く知ってもらうためにクエストの導入は必要だったと思います。正直お使いクエストは勘弁してくれとは思いますが、やはり新しい世界では新しい人々が暮らしているわけですから、どのような世界でどのように暮らしているのか、どのような困りごとがあるのか、そういったメインストーリーでは触れられなかったことをクエストで補完して欲しかったなと思います。
参加ハードルが低く、難易度が高いコンテンツがあっても良いのでは
運営が「大魔王ゾーマへの挑戦」の「闇ゾーマ」のような?と補足確認していましたが、個人的にはあまりピンと来ませんでした。ちょっと整理のために各コンテンツの参加ハードルを簡単に纏めました。
エンドコンテンツですら参加条件はメインストーリーを進めていればそれほど難しいものではないと感じますが、どのコンテンツのことを指しているのか。パニガルムは参加プレイヤーからは難易度が低いと考えているのか、それとも現状のインフレを加味してプレイヤー側が勝手にハードル上げてるだけなのか、このあたりはわからないですね。
ただ、プレイヤーの選択肢の1つとして闇ゾーマのようなコンテンツがあっても良いとは思います。個人的には恒常コンテンツだと過去の不思議の魔塔のように廃れるのは目に見えているので、期間限定コンテンツの中のバトル系のものに選択肢として含めるというのは面白いのではないかと思います。お祭り感あるほうがよいですしね。
議題3 バージョン7の各コンテンツをプレイしてみた感想
これ重要でしょう!短時間で終了しないでくださいよ!
議題4 開発・運営チームへ聞きたいことや言いたいこと
同じ趣味を持つ人たちがまとまれる場を提供できないか?
こちらは前述したとおりコニュニティの追加・拡張がいいですよね。そしてここで述べられた冒険者の広場の活用は非常に良いのではないかと思います。本件については全面同意見です。
運営側が述べた通り、匿名性については不要だと思いますので、このあたりについてはキャラを表示した上で、冒険者の広場特有のコミュニティ、ゲーム内で言うチームのような枠組みがあると面白いですね。冒険者の広場の閲覧にも繋がります。
配信したい冒険者と、配信に映りたくない冒険者がマッチングしないようにできないか
これはXでも話題になりましたね。個人的には配信までしてわざわざオートマッチングに拘る理由が全く理解できませんが、選択肢としては許容しても良いかもしれません。
名前が「ないしょ」になったり姿が“エックスくん”に変わるといったシステム、これは絶対に辞めたほうがいいと思います。配信と関係無く悪用する人が出てきます。結局配信OKかNGかのフラグを設定しオートマッチングの条件の一つに加えることになると思います。ただ、仕様というより実装としてオートマッチングの条件が増えるとマッチング処理性能への影響が懸念されるため、運営としてはあまりやりたくない施策だと思います。
ただ、本件については配信というものについてはもう少しポジティブに捉えるべきで、Youtubeなどのプラットフォームでドラクエ10の動画や配信が活発になることでMMOならではの盛り上がりを作ることにも繋がると思います。どこかのブログは否定的ですが、否定してても始まりません。活用していきましょう。
現役冒険者・カムバックさん・新人さん、どの層に比重を置いている?
これは運営の回答通りだと思いますね。ゲームを取り仕切るディレクターは現役プレイヤー、広報含めて全体を俯瞰する立場のプロデューサーは復帰者、新人に比重を置くと。そうでしょうね以外の感想は無いかなと思います。
終わりに
個人的に感じたことは、このゲームをよりよくするための本質的な話はあまり出なかったな、そんな感じがします。
唯一良かったのはコミュニティ系の話くらいではないかと思います。ただ、これは仕方がない側面があります。
なぜかというと我々プレイヤーはこのドラクエ10のいうゲームはどのような考え方で設計され、どのような方針で構築されているのか、厳密には把握していないからです。
例えば、現在の実装として、新しい冒険者、復帰者などはサーバ9,10の出入りが可能です。現役のプレイヤーは参加できません。これらの実装から想像する考え方としては、新しい冒険者、復帰者への手当をサーバ9、10で行いつつ、その手当はベテラン冒険者への影響が無いようにする、そうした捉え方ができると思います。
座談会であったような初心者が追いつきやすいという意味では、新しい冒険者、復帰者が入れるサーバ9、10にいる限りは課金とは別に定期的な創生珠ドロップ数を増やすなどの施策だって本来考えられるわけです。そうすればベテラン冒険者は緩和の影響を受けずにコンテンツの陳腐化を避けることができます。
己のためなら森羅万象の陳腐化を願う人種というのは、新人冒険者のため、復帰者のためという言葉を盾にして己が恩恵を受けたいので、このような提案は決してしませんし、実際に座談会でも提案はありませんでした。プレイヤーの提案はそれが普通です。それをレポートという形で晒し者にするのはどうかなって思います。
もちろんこの考え方で運営がサーバ9、10を運用しているかどうかはわかりません。ですが、こうした考え方や方針がわからないと座談会での改善案をプレイヤー目線で妥当な内容で提示することは難しいと思うのです。本当は事前にそのような情報発信を運営にはしてほしかったなと思います。
座談会の開催についての段取りは運営側に問題があると思っていますので、ぜひ今後の改善と情報発信を期待します。
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