M-1グランプリ2021 パート3
四組目、ハライチ。
敗者復活の時の心境をこちらに書いてるので、
よければご一読ください。M-12021 敗者復活
ネタはやりたいこと。
敗者復活とはガラリとネタを変え、確かに今までの
彼らの漫才とは全く違う漫才だったんですけど、
後半の下りが長いのと同じ駄々のこね方の繰り返しだったので、
お客さんの笑いも減り、ちょっとダレた感がありました。
巨大ロボのセリフの時点で、「コレ4分超えてないか?」って
思ったんですけど、やっぱり結構過ぎてたみたいで、
決勝は強制終了ないので、やったもん勝ちなのかと思いました。
得点は636点
巨人師匠から礼二が89点から90点をつける中
松ちゃんが92点でえみちゃんが98点!
その後、松ちゃんがハライチの漫才を褒めて
えみちゃんが他の審査員の批判をする始末で
本当にわからんもんだなって思いました。
ただ、M-1を見て感化されて、漫才師を志した少年が、
ノリボケのシステム漫才でM-1に乗り込んで、
そこからシステム漫才の脱却に苦しみまくって、
M-1に出てない時も心の片隅にずっとM-1が残ってて、
敗者復活ではあの岩井が恥を忍んでツイッターで
投票を呼びかけて、M-1でやりたいネタを完遂できた事。
そして敗者コメントの時の岩井の憑き物が取れたかのような顔で
「M-1、楽しかった。ありがとう」って言われると、
「ラストイヤーお疲れさまでした」としか言葉がないです。
またここにM-1の呪縛から解き放たれた漫才師が誕生したので、
これからのハライチの漫才が本人たちが楽しめて、
やりたいことをどんどん出来ますように・・・。
五組目、真空ジェシカ。
名前はすごく聞くコンビでしたが、初見でした。
ただ初見だった事がよかったコンビの一組です。
こういう喜びがあるから、事前情報を仕入れないのだと。
ネタは一日市長。
拍手笑いも序盤から多く、伏線の回収も見事でかつ鮮やか。
二進法、ハンドサインなど、本当にセンスのあるボケを
緻密に計算されて作りこまれてるのが、全部ハマったと思います。
自頭がいいのがよくわかるし、このコンビがなぜ今まで
準々決勝の壁を越えてこなかったのかと思いました。
僕が個人的に付けてる採点でもここで初めて90点中盤を付けました。
得点は638点
思ってるよりも、審査員の点数が伸びない。
サンド富澤、松ちゃん、えみちゃんの点数が特に低い。
えみちゃんは「ついていけない所があるのがもどかしい」と吐露。
ただハライチと9点差って!と今でも思いますが。
採点コメントで巨人師匠から「センスのあるネタ」と褒められて、
川北が「センスがあってよかったです」と何の臆面もなくボケて
敗者コメントでも仕込む所は、ここからさらに化けるであろう
片鱗を見せるには充分な結果となったと思います。
まだまだ続きますが、この辺で
お席外させていただきます(相席スタート)
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