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DOMOTO箱推し民が語る概念ドロボウ感想 2

刑事ものだと、相棒の仲が描かれがちなのに

 概念ドロボウの主役は、新人刑事なのか探偵なのか。リモートの主役が長いこと氷室警視だと勘違いしていた身としては判別がつかない。いっそ、ダブルで主役としておけば、気楽かも知れない。

 不可解な事件の謎を解くストーリーである為、事件が不可解かを決める警察パートも存在する概念ドロボウ。そして、不可解さを出す為か、単独で潜入した刑事があっさりと犯人の罠に嵌まってしまう。新人刑事のみならず、先輩刑事もあっさりと犯人の罠に嵌まってしまった。ただ、どんなキャラかが描写される前に罠に嵌まっていた為、身なりに無頓着な刑事とも取れる。実際問題、担当している事件によっては、身なりを気にしている場合ではないこともあるだろう。しまパト刑事ではないのだ、身なりに無頓着でも仕方ない。しまパト刑事ならば、任務で(?)しまむらに赴き、

 いい布だぜ!

と布の良し悪しの(?)調査がなされる。今やネットミームと化した「布だぜ!」を元に作られた、実に平和な調査である。メイキング動画がやたら可愛いしまパト刑事。お店の紹介よりもしまうさちゃんの可愛さが強調されたメイキング動画。しまうさちゃんは、お店に

 い゙る゙よ゙!

の下りがもの凄く可愛い。何だこの二十五周年の感謝を込めたコマーシャルのメイキング動画。しんしんや551等のオリジナルコマーシャルも尊かったが、しまパト刑事のわちゃわちゃ感が一番良かった。もぐもぐキッズも当然可愛いのだが、相棒なしまパト刑事が一番萌えた。

 それはそうと、刑事の身なりが薄汚くとも、署内ならそこまで気にされない。しかし、古い弁当を食べるは流石にアカン。そんな訳で、何が盗まれたのかの推理パートが開始される。

 人間の三大欲求の内の一つ、食欲。その欲求はある。しかし、腹に入ればそれで良い状態。ネグレクトを受けている子供ならば、珍しくもない状況である。事件として報道されただけでも、子供の手近に有った「食料でないもの」が胃に残っていた。つまり、食料が与えられなかった結果、子供が何でも口に入れる現象は存在する。食料が与えられていても、特定の栄養が足りない場合に異食症は発症するが、それはまた別の話。

 先輩刑事が何かを盗まれてポンコツになった為、新米刑事が代わりに容疑者の元へ乗り込む。そして、新米が故にやらかすのだが、ちゃんと助けは入る。そして、助ける課程で手に開く穴。エンバンメイズから数えたら、作者がキャラの手に開けた何個目の穴なのだろうか?


 その後、正気に戻った新米刑事へ連絡先を渡してバトルに入るウロ。連絡先で待つのは、ペストが流行した時代に描かれた絵に出て来るような嘴付き(但し鳥類ではなくカモノハシっぽい)のマスクを装着するキャラだったーー

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伊野聖月
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