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Family 〜ひとつになること MV語り

 30枚目のシングル「Family 〜ひとつになること」のMVは、見る度に泣いていた。KアルバムのDVDを流しては泣き、公式の配信で観ても泣いた。このMVは、もし曲が流れず、何も知らないで観ていたなら前半は「家族愛押し付け綺麗事ムービー」みたいに思えて、毒親育ちはその気持ち悪さに目を背けることになる。このMVに限らず、そう言った類の「幸せ家族詰め合わせムービー」はどうにも気持ち悪くて駄目。どんな心理状態なのかと叩かれそうだが、駄目なものは駄目、気持ち悪い。今なら大丈夫かと思い、久しぶりに眺めても駄目だった。素直に楽しめはしなかった。
 後半部分は、公式がMVを公開した時はウクライナ情勢のこともあって、やたら涙が出て眼鏡が曇った。前半の歌詩と後半の歌詩を比べても分かるが、後半はMVの内容も辛い。別れやサヨナラから後半部分が始まるだけあってMVも辛い。「犠牲を越えて」等と言う歌詩も含めれば、涙を抱えてはいられず決壊する。
 そんな中の、KinKi Kidsらしい部分

 つよい
 光さ

 が一種の回復材料。このMVには、殆どKinKi Kidsの二人は登場しない。最後の最後で背中側が拝めるのみ。作詩・作曲を二人で担当した30枚目のシングルなのに、当人達の登場は少ないMVとなっている。それでも、KinKi Kidsらしいっちゃらしいのだろう、多分。

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伊野聖月
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