体験でお腹いっぱいにならないように
経験とは、どのくらい深く関わったら経験したと呼べるのか?
一定の期間、一つのことに打ち込んでいたら経験したことになるのか?
または、知らない環境や、稀な境遇に立ち会っていたら、経験したということになるのか?
おそらく、経験というのは、ある程度のゴールの見通しがついていて、結果的にそれがどうだっのか?を振り返ることができる状態が経験なのだと思う。
例えば、目の前に幾つかチャレンジの選択肢があったとして、取り敢えず全部やってみようというのは、経験を重ねることとは違う。
それは体験をつまみ食いしているだけで終わっている。
もちろん体験してみて、選択肢の材料にするのは良いと思う。
経験と体験。どちらがしたいのかは、自分で判断しないといけない。
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今期も期末の振り返りが一通り終り、毎期恒例のお手紙の配布も完了。
(今回はリモートということもあって、物理的に渡すことができなくて申し訳ありません。)
本当は、直接渡した時の反応を毎回楽しみにしていて、僕の方がその反応に一喜一憂している思う。
僕がお手紙でこだわっているポイントは、来期に “それ” ができたらどんなインパクトがあるのか?をなるべく添えること。
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もし、“それ” ができれば、個人として強くなるのか?
周りのメンバーにも影響があるのか?
事業への貢献度が高いのか?
などなど、
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単純に近い将来をワクワクさせたいだけではなく、お互いに同じメジャーを共有することが大切だと思っている。
さて、半年後にはどうなっているのか?
体験だけで終わって満腹にならないように、経験を効率よく授けることもマネジャーの仕事だと思う。
※この文章は社内向けに書かれたものです
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