URデルバー サイドボード論
序章 最初に
お久しぶりです。レガシー大好きおじさんのinoです。前回、前々回の記事も多くの方に読んで頂きありがとうございました。
実は、個人的に探し求めている文献があります。それは、デルバーのサイドボードに関する記事です!
しかし、世間一般のサイドボードの記事はアーキタイプとin/outしか書いておらず、書いていないアーキタイプや、オリジナルのデッキと当たった際に、どんな理屈でin/outしているのか書いているものを読んだ事がありません…
~イメージ~
4x+5y=32 ・・・①
3x-2y=1 ・・・②
ino:これの解き方教えて!
記事:x=3 ,y=4 だよ!
ino:答えちゃう、解き方を教えてくれ(´Д`;)
ですので、この記事は初心者向けで「初心者向けURデルバー講座3」にしてもいいかと思いましたが、サイドボードを初歩から書いてみたく思い、あえて別にしました。
そこで、今回の記事は何故このカードをinするのか、outするのかを書いてみたいと思います。
注意:この記事は居酒屋でおじさんが勝手にしゃべってるくらいの気持ちで読んでください。私のサイドボード論が間違っている可能性は大です!ですので、皆様の考え方を感想等で書いて頂けると喜びます!
1章 基本的な考え方
私が初心者やあまり慣れていない人にURデルバーのサイドボードを聞かれる事がある時に言っている事があります。
「デルバーの(私が思っている)サイドボードの基本は、追加のカウンター(妨害)を入れるときは除去を抜いて、追加の除去を入れるときはカウンターを抜く」
ですので、対コンボの際にはカウンターを入れて稲妻を抜き、ミラーの場合はwillを抜いてパイロ系を入れると勝率が上がると考えています。
そして、この理屈でサイドボードが出来ない相手が、基本的に苦手な相手です。
サイドボード後のプランについては、私が説明するより(私が勝手に師匠と思っている)kiyoaggroさんの記事に書いてありますのでそちらを参考にしてください。
P.S. 対コントロールのガイドラインは全裸待機中です。よろしくお願いします。
~コーヒーブレイク MOとリアルについて~
近年は、デッキリストは検索すれば簡単に見つける事ができますが、その際に、MOの5-0リストをよく見かけるかと思います。その際に、一つ注意することがあります。それは、サイドボードの墓地対策の枚数です。
MOでは、リーグを高速で周回する為にリアニやスパイを使っている人と対戦する事が多く、その対策のために多め(3~4枚)に墓地対策を取っている場合があります。ですので、リアルでプレイする際にはMOのリストを完コピすると墓地対策が多すぎる場合があります。なので、リアルで回す場合は少し減らした方がいいと聞いた事があります。
5-0リストだからと完コピせずに、皆さんがプレイする環境に合わせてサイドボードを調整することが必要です。
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2章 「意志の力」について
私がレガシーを始めるときに読んだ記事(モダホラ発売前の記事なので今は違うかも知れませんが…)に、「これからレガシーを始める人は、意志の力(青いフェアデッキ)、チャリス(ロック系)、コンボ(アンフェア系)の3タイプから始めるのがオススメ」と読んだ事があります。
これを読んでる皆様は、青いフェアデッキを使っていると思われますが、だからこそ書かないといけない「意志の力」のサイドアウト率が高いことを!
「意志の力」は青いカードを追放し1点を払う事で打てるカウンターですが、基本的には2:1交換で損をしています。なので、このカードは2:1交換をしてまで消したいカード(ロック系、アンフェア系)がある相手には強いですが、そうで無い場合は弱いカードとなってしまいます。
ですので、意志の力は2:1交換してまで消したいカードがある場合は残しますが、無い場合は損をしてしまうため、サイドアウトが基本的な考え方です。
なので、対テンポミラーやコントロール系のフェア系デッキには「意志の力」はサイドアウトして、1:1交換が出来るカードを入れる事が基本的な考え方です。(抜くカードが無い場合は無理に抜く必要はありません。)
今まで、ミラーやコントロール系に意志の力を抜いた事が無い方は、一度サイドアウトしてみてください。
~コーヒーブレイク2 カウンターは何入れる?~
これは、私の経験や、記事は配信で言っていたことを心のメモに書いているものです。
PW、置物の多い環境の時には「呪文貫き」が強い
スペルが強い環境の時には「狼狽の嵐」が強い
無難なのは「否定の力」
サイドボードのカウンターを悩んだ際に、選択の参考にしていただければ幸いです。
3章 土地を抜こう!
スタンダード~モダンのプレイヤーは土地をサイドアウトする事は少ないと思いますが、レガシーのテンポデッキは土地をサイドアウトする事は珍しくありません。
何故なのか?それは、「不毛の大地」の存在だと思います。「不毛の大地」は基本で無い土地を破壊する事が出来る土地で、モダンとレガシーの大きな違いだと思います。(モダンは血染めの月ケアで基本土地をフェッチからサーチする事が多いと思いますが、レガシーでは不毛の大地ケアで基本土地をサーチする事が多いと思います。)
そして、私の感覚では「不毛の大地」は、土地では無くスペルです。その為、基本土地が多く、破壊したい土地が無い場合は1~2枚程度は抜いても問題ないと考えています。(中には4枚抜くことを推奨している人も…)
また、不毛の大地は抜かないが、相手がこちらのマナベースを攻めてこない場合は、色マナ(山や蒸気孔等)を抜く事も問題ないと考えています。
また、血染めの月が入っているデッキにも山を入れる必要はないと思っています。(他の土地が山になるので、赤マナ過多になるため)
ただし、この考え方はマナコストが軽い場合のみです。2マナや3マナのカードがデッキに増えた場合は、土地を抜く事はやめた方がいいです。
終章 終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。実はこの記事ですが、書き始めたのは2022年6月頃でした。しかし、議題が私には難しすぎて書いては消し、書いては消しを繰り返し、完成した(?)のはこんな時期になってしまいました。
また、サイドボードはアグレッシブプランがあるので正解はないと考えています。しかし、それらは応用編なので基本がしっかりしないと、応用は難しいと考えているタイプの人間なので今回の記事を書きました。
これを公開していいのかまったく自信がありませんが、とりあえず公開して、少しずづ追記、修正させて完成させたいと思います。また、サイドボードの基礎はこれだけではないので少しづつ書いていきたいと思います。
最後に、この記事は間違っている、こんな考えたかの方が理にかなっていると思った方は是非、感想等いただけると幸いです。よろしくお願いします。
22/10/20:誤字脱字の修正