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エキレビ!が今の自分を作った

エキレビ!で編集を担当されていたアライさんが、本日30日付けで担当から退くことになったそう。

僕にとってエキレビ!は、ライターとして大きなステップとなり、いまの自分の礎となったメディア。アライさんには本当に本当にお世話になったんです。

エキレビ!に初めて載ったのは2015年1月2日。「駅メモ!」のレビュー記事でした。

当時、僕は宣伝会議のライター講座(編集・ライター養成講座 即戦力コース 米光一成クラス)に年明けから通うことになっていました。

それまでもアプリレビューや求人情報などを書いていたんですが、誰に文章を教わるでもなく、業界に誰も知り合いもいない状況。ライターを続けるならちゃんとせねば……と、米光さんの講座に申し込んだんです。

で、講座が始まる前にFacebookグループで「プレ講座」があり、受講予定者が課題(140字で何かを紹介するとか)が出されていた。その中のひとつに「エキレビ!のネタを考える」というのがあり、ネタがよかったら原稿に挑戦できた。そこになんとか乗っかって、アライさんから何度かの差し戻しを経て、講座が始まる前にエキレビ!に載ったのでした。

▲その後、「美の巨人たち」のレビューを書いてPV的にはドン滑りするなどして……

▲初めて行った芸能人の記者会見もエキレビ!から。春日さんのフィンスイミング日本代表会見。

▲IPPONグランプリを放送翌日に振り替える記事も2015年から毎回書いていました。

▲イラストのまつもとりえこさんと初めて組んだ記事は「笑けずり」(この5年後、まさかぺこぱが大ブレイクするとは……)

▲たぶん『ねほりんぱほりん』について、Webで一番最初に書いた記事(パイロット版は『ねほりんはほりん』というタイトルだった)この記事を見たNHKさんから連絡をもらい、囲み会見にお声がけいただいた。

▲賞レースの採点分析も2015年から。アライさんから「キングオブコントのレビューを書いてほしい」とお願いされたものの、それぞれの組について面白さを論じるのは野暮だし……と悩んだ末に、「採点結果を分析する」という切り口にたどり着いた。その後毎年恒例に。

▲映画『金メダル男』で、憧れのウッチャンにインタビューもできた……!震えた……。

▲『ケータイ大喜利』最終回のときは、歴代レジェンドのみなさんにアンケートに協力してもらって、名回答を振り返ったりしました。

▲一番「なにそれ」というタイトルの記事がこれだと思う。正月の帰省から戻る新幹線のなかで書いた。

▲昨年は連載「テレビっ子からご報告があります」もやってました。

初掲載から5年経ちますが、原稿を送ったあと「おもしろかった!」というレスポンスが返ってくると、未だに「よかった……!」とホッとするんです。

ちゃんと見てくれているのを知っているから。

エキレビ!の精神は「愛と洞察と署名性」。観察と感想を切り分け、煽ったり主語を大きくすることなく、切り口を見つけ、愛を持って洞察する。それがしっかりできてないとダメ。できているのかなこれ、できてんのかなー、できてると思うー、と逡巡しつつ入稿するのでホッとしちゃう。

エキレビ!でアライさんに見てもらっていた原稿で、今の自分のスタイルができました。米光さんのライター講座と、アライさん編集のエキレビ!がなかったら、今の自分はないです。本当に。

アライさん、おつかれさまでした! また新天地でもよろしくお願いします!

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