理想的な未来について考えてみた(みや/2)
「自分の願望を踏まえた理想的な社会(未来)について記述してください」
先日、大学で受講しているアントレプレナーシップの講義でこのような課題が出されました。アントレプレナーシップとは、日本語では「起業家精神」と訳されることが多く、新しい事業を創造し、リスクに挑戦する姿勢を学ぶ学問です。
わたしが思う理想的な社会、理想的な未来を色々考えてみました。
戦争のない平和な社会。地球環境に配慮した持続可能な未来。差別のない社会。
どれも理想的ですが、どこか遠い話で、明日の自分の生活を変えるほど身近なものではない気がしてしまいます。なにについて書こうか悩んで、わたしは「みんながどこかで出会った好きやワクワクから未来を考えられる社会」と書きました。これはわたしがi.clubでのインターンを通して実現したいと思った社会です。
かつてのわたしは、将来何になりたいの?これから先どんなことがやってみたいの?と聞かれることが少し苦手でした。何がやりたいのと聞かれても、人に自慢できるほどのなにかを持っているわけじゃないし、特別得意な科目があるわけでも専門性を身に着けているわけでもないから決めれるわけないじゃん!そう思っていました。だからこそ正直、「将来はお医者さんになりたいから医学部に進みました。」「将来は役者になるためにスクールに通っています。」そういう人がうらやましく感じていました。明確な夢や目標、やりたいことがあっていいなあ、と。
でも、大学生になって、5教科以外の学問が世の中にはたくさん存在していること、学校の通知表では測れない能力が色々あることを知りました。さらに、大学生になって自分で稼いだバイト代で旅行に行ったり、好きなものを買ったり、行動範囲が広がっていろんなものを見聞きするようになると、自分の興味のアンテナに引っかかるものがたくさんあることに気づきました。そのひとつがi.clubでの活動です。
イノベーションという言葉に興味を持ったので飛び込んでみると、地域とつながることで好きやワクワクを見つけ、やってみたいかも?から未来を考えることができる場がありました。
わたしがずっと欲しかったのは、こういう場だったのかもしれない。そう思いました。自分が中高生の時にこんな機会があったらどうだっただろうか。学校の勉強以外に、自分のワクワクする未来について考える時間があったなら。好きやワクワクを見つけて、そこから自分の未来を考えることができたなら、明日が、一週間先が、そしてもっと先の未来が楽しくなるし、明るくなると思うのです。
「みんながどこかで出会った好きやワクワクから未来を考えられる社会」こそが、今のわたしが熱く語りたい、明日の自分の生活を変えるかもしれない、理想的な未来です。
i.clubでのインターン生としての活動は今年度で2年目になります。
今年も様々なプログラムに参加し、イノベーションに挑む冒険を伴走する予定です。「みんながどこかで出会った好きやワクワクから未来を考えられる社会」の実現のために、今ここで活動できていることをとても嬉しく思うと同時に、これから出会うであろう新しいワクワクに心を躍らせて、今年もいろんな冒険に出たいと思います!
みや
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