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4月~7月の活動をまとめて紹介

4月~7月の活動(教育活動支援課)


①【小高中学校がSDGs企業で職業学習】

  日にち:2024年5月9日(木)
  対象:2年生
  活動内容:株式会社シマ商会を見学
 
小高中学校2年生は地域学習の一環で、南相馬市でSDGsに取り組む企業として、全国展開している株式会社シマ商会を訪問しました。
古くなった自動車が板金塗装により綺麗に蘇る「付加価値工場」や、廃車となった車を大型機械ニブラーで解体し、100パーツ以上の素材に仕分けする「ゆめ工場」を見学。

シマ商会専務取締役 門馬加奈子氏は、「今SDGsについて真剣に取組むことが20年後、100年後の未来を守る事につながる」と伝えました。地元企業やSDGsの大切さについて真剣に学んだ生徒たちは、まとめとして最後に行った「SDGsクイズ」に全問正解しました。

シマ商会は、年商100億円を超えるトラック販売会社として、全国に8支社を展開し、海外にも事務所を開設するほどの大企業です。限りある資源をこれ以上枯渇させてはいけないとの思いを、地元の子供たちに学んでもらい、将来、この南相双を担っていく人材になってもらいたいと話されていました。


②【なみえ創成小学校・中学校全校生徒が 大堀相馬焼きふるさと体験学習】

  日にち:2024年6月14日(金)
  対象:なみえ創成小学校、中学校全校生
  活動内容:「大堀相馬焼き」体験学習
 
地域学習の一環で、「大堀相馬焼き」についての体験学習を行いました。
講師に16代目窯元の半谷貞信先生をお迎えし、約320年の伝統を誇る歴史や独特の技法について学習しました、その後実際に粘土を捏ねて、世界に1つの大堀相馬焼きを制作しました。
今回の作品は、半谷先生の奥様が、作品全てに馬の絵を書いてから焼き上げ、11月に開催される浪江十日市祭りに展示されます。

小学1、2年生は、専用の画材を使って、陶器に「魚」や「花」、
町のキャラクター「うけどん」などを描きました。
小学3年生~中学3年生は、粘土をこねて陶器を制作する、「手びねり」を体験しました。

子どもたちは、毎年1回この体験学習を通じて、作品を制作しています。中学3年生は、今回の体験が最後になりますが、「卒業しても『大堀相馬焼』を広めていきたい」と話していました。


③【葛尾中全校生徒がアメリカの大学に通う学生から留学体験を学ぶ】

  日にち:2024年6月20日(木)
  対象:全校生4名
  活動内容:日米草の根サミットに向けた事前講習
 
英語教育と国際交流学習の一環として、7月10日に和歌山県で開催される『日米草の根サミット』に参加する事になった葛尾中学校の生徒4名は、事前学習として、カリフォルニアの大学に通っている横田健光さんを迎え、アメリカでの生活の様子や、友人との交流、多種多様な宗教や文化の違いに対して、どのように感じているかなどをお話してもらいました。生徒たちは、今回の学習から、それぞれ自分の感じた意見を発表し、日本ではあたりまえのことも、海外では全く違うという事を改めて実感している様子でした。
また、『日米草の根サミット』で出会う海外の方と交流する事の意義を考え、少しでも多く会話ができるよう、自己紹介PR動画作成に取り組んでいました。

草の根サミット向けに撮影したPR動画では、英語で名前と好きなもの、趣味などを紹介していました。
英語の授業時間は、「日本語NG」縛りで実施されましたが、会話を理解し、即答していることに驚かされました。1~3年生の完全複式学級ですが、少人数学級ならではのきめ細かな授業の成果だと実感しました。


④【葛尾中全校生徒が日米草の根サミット(和歌山大会)に参加】

  日にち:2024年7月10日(水)
  対象:全校生4名
  活動内容:日米草の根サミット(和歌山大会)
 
当日の午前中は、ジョン万次郎(中濱家)の5代目子孫 中濱 京(きょう)さん文(あや)さん姉妹とアメリカから訪問した交流会のメンバーと一緒に、高野山の参詣道と奥の院、金剛峯寺を参拝。
午後からはサミット会場にてセレモニーに参加しました。
生徒たちは、普段から英語で話をする習慣が身についており、アメリカから参加者された方たちからの質問攻めにも、堂々と受け答えをし、食事の時間も進んでアメリカから参加された方々のテーブルに座るなど、交流を深めていました。

草の根サミット交流会に参加される方々と一緒に高野山を参拝
セレモニーでは、葛尾中学校が紹介されました

日米草の根交流サミット大会とは、「公益財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター(CIE)」が毎年日本とアメリカで交互に開催している約一週間の交流イベントです。この大会の目的は、日本とアメリカの市民一人ひとりが国境・言葉・生活習慣などの違いを超え、同じ人間として互いに心を通わせ合い、理解し合い、友情を深め合うことによって、日本とアメリカの良好な友好関係を築き上げていくことにあります。

「公益財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター(CIE)」とは、ジョン万次郎と彼を救助し米国で教育の機会を与えたホイットフィールド船長、また彼らの子孫の175年間継続する友情を原点に、日米の市民が相互理解と親交を深め、友情を育む「草の根交流」を促進しています。

出典:「公益財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター」

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