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【マル秘作曲術】作曲講座:カノン進行を使って作曲する方法



カノン進行は、音楽初心者でも使いやすく、プロの作曲家にも愛される万能なコード進行です。この進行を使えば、感動的で耳に残る曲を簡単に作ることができます。

カノン進行は邦楽・洋楽を問わず多くのヒット曲に使われる必殺パターンです。

たとえば、BOØWYの「NO NEW YORK」、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」、ZIGGYの「Sing My Song」、サザンオールスターズの「TSUNAMI」、Oasisの「Whatever」「Don't look back in anger」、GLAYの「HOWEVER」、ドラゴンアッシュの「Greatfull Days」

など多くの名曲がこの進行を活用しています。
キャッチーで売れる曲を作りたい人には、必ず覚えておきたい進行といえるでしょう。

本記事では、カノン進行の基礎から、応用方法、具体的な作曲例まで徹底解説します。

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カノン進行とは?

カノン進行は、17世紀の作曲家ヨハン・パッヘルベルの「カノン」に由来するコード進行で、以下のコードパターンが基本です:

I → V → vi → iii → IV → I → IV → V

具体例(Cメジャーキー):

  • C → G → Am → Em → F → C → F → G

特徴

  1. 感動的な響き
    メジャーコードとマイナーコードが交互に現れることで、喜びと切なさが調和した雰囲気を作ります。

  2. 覚えやすい繰り返し
    同じ進行を繰り返すだけで、曲の骨格が完成します。


カノン進行を使った作曲の基本ステップ

1. コード進行を演奏してみる

ギターやピアノで以下のコードを繰り返し弾いてみましょう:

  • C → G → Am → Em → F → C → F → G

演奏するうちに進行の持つ感情を感じ取れます。この感情を元に、次のステップでメロディを考えましょう。


2. メロディを作る

カノン進行に合わせてシンプルなメロディを作りましょう。

  • C (I): 明るく安定したメロディ

  • Am (vi): 切なさを演出

  • F (IV): 高揚感を加える

例として、「ラララ」や「ドレミ」のようなシンプルな音階で歌ってみるとよいです。


3. リズムを工夫する

リズムの違いが曲の個性を生みます。

  • ストローク:コード全体を一気に弾く

  • アルペジオ:コードの音を分けて弾く

アルペジオを使うと、バラードのような柔らかい雰囲気になります。


4. ベースラインを追加する

ベースラインを入れると曲の奥行きが生まれます。
コードのルート音(C, G, A, E, Fなど)を基に、低音部分を弾いてみましょう。


応用編:カノン進行のバリエーション

1. 短縮版カノン進行

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