【DTM宅録作曲の秘訣】未完成のオリジナル曲の方が売れた不思議
未完成の曲も売れるかもしれない
音楽制作をしている人なら、一度は経験したことがあるかもしれません。「この曲は未完成だから」と放置しているトラックが、意外と人々の心を掴むことがあるのです。
私自身、作曲して歌をのせようと思いながら保留になっている曲が山ほどあります。特に、ヴォーカルを録音して仕上げる作業は非常に手間がかかります。正直、「歌をのせなければ完成じゃない」という固定観念を持っていました。
しかし、ある日、気まぐれでその「未完成」のバックトラックをSNSに投稿してみたところ、意外にも良い反応が返ってきました。「え?これでも良いの?」と驚きつつも、試しにその音源をストリーミング配信してみたのです。結果は想像以上。再生数は伸び、ダウンロードしてくれる人も現れました。
未完成のブランキージェットシティ風のバックトラック
1人で遊びで作っていて歌がのせられず保留になっていたが
ストリーミング配信では大人気になってしまった
10分で作ったアドリブ曲が大人気
10分くらいで作った1人ブルースセッション
TikTokでは世界中の人がこの曲を使って動画を作っている
500以上の動画で使われている‼️
これには作者自身驚きました
世界各国で色んな人達がこの曲を使っています♪
インストの可能性に気づく
驚いたのは、自分では「完成度65%くらい」と思っていたトラックが、多くの人に受け入れられたこと。さらに気づいたのは、歌ものよりもインストゥルメンタル(インスト)の方が幅広く受け入れられる可能性があるという点です。
歌ものはどうしてもヴォーカルの声質や歌詞の内容に好みが分かれます。一方で、インストは聞き流しにも適しており、作業用BGMやリラックスタイムにぴったり。実際に、カフェや書店、ヨガスタジオなどでもインストが多用されています。
下の曲はレゲエ風の単調なBGM
自分ではボツにしていて保留だったが、ストリーミング配信でかなり聞かれている
単調なバックトラックも需要あり
実は、BGM用の音楽を探している人も多く、単調なバックトラックでも意外と需要があります。特に、オーディオストックやBGMストックサイトでは、シンプルなトラックが作業用や動画の背景音楽として好まれることが多いです。
例えば、ループ可能なシンプルなビートや、静かで控えめなメロディのトラックは、動画制作者やポッドキャスト配信者にとって重宝されます。未完成と思っていた音源も、BGMとして配信すれば新しい収入源になるかもしれません。
ぜひ眠っている音源を再チェックしてみてください!
下の曲はシンプルなBGM
こういうのが意外と需要がある
未完成の曲をネットに配信してみよう
ここでお伝えしたいのは、「未完成だから」と曲を眠らせておくのはもったいない、ということです。SNSやストリーミングプラットフォームで、未完成でもあなたの曲を世に出してみてください。意外な形で、あなたの音楽が誰かの心を動かすかもしれません。
さらに、インストとしてリリースすることで、新しいファン層にリーチできる可能性もあります。未完成の曲は、あなたが思っている以上に価値があるかもしれません。
まとめ
音楽は、作り手が「完成」と思う基準だけで評価されるものではありません。聴き手は、自由に音楽を受け取るのです。未完成の曲でも十分に「作品」として楽しんでもらえる可能性があります。
あなたのハードディスクの中に眠る未完成の音源も、きっと輝く瞬間を待っています。この機会に、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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