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【初心者向けのEQ小技~5分で読めるDTM豆知識~】
EQだけでここまで変わる!初心者向けのEQ小技
EQ(イコライザー)は、音楽制作で使う最も基本的かつ重要なツールのひとつです。初心者でも、簡単なEQテクニックを知るだけで音質がぐんと良くなります!今回は、すぐに使えるEQの基本と小技を紹介します。
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1. EQの基本:音域を理解しよう
EQで調整する音域は、大きく次のように分けられます:
低音域(20Hz~250Hz):ベースやキックドラムの厚みを調整。
中音域(250Hz~5kHz):ボーカルやギターが主に存在するエリア。
高音域(5kHz~20kHz):シンバルや空気感のあるサウンドを調整。
2. 必須!初心者向けEQ小技
① 低音をスッキリさせるハイパスフィルター
効果:不要な低音をカットして音をクリアにする。
設定:
ボーカルやギターなどに**ハイパスフィルター(Low Cut)**を適用。
50Hz~80Hzあたりをカットすると、余計な低音がなくなりスッキリ。
② ボーカルを前に出す「中音域のブースト」
効果:埋もれているボーカルを目立たせる。
設定:
ボーカルトラックの2kHz~4kHzあたりを2~3dB上げる。
音が耳に届きやすくなり、自然と主役感が増します。
③ 高音域で空気感を足す
効果:音全体を明るくクリアにする。
設定:
10kHz~12kHz付近を軽くブースト(+2~3dB)。
シンバルやボーカルの息づかいが鮮やかに。
④ 低音域を強調して迫力をプラス
効果:ベースやキックに重厚感を追加。
設定:
ベースやキックドラムの60Hz~100Hz付近をブースト。
過剰に上げすぎると音がこもるので注意。
⑤ 不要な音をカットする「ノッチフィルター」
効果:耳障りな周波数を取り除く。
設定:
音が気になる部分を探し、狭い帯域を-3~-6dBカット。
例:ボーカルの鼻声っぽさが気になる場合、500Hz~1kHzを調整。
3. 小技を活かす!EQ作業のコツ
1つのトラックを調整したら、全体で確認する
EQはバランスが大事!単独で調整しても、全体で聞いたときに違和感が出ることがあります。ブーストよりもカットを優先する
音量を上げるより、不必要な音域を削るほうが自然な仕上がりになります。
まとめ
EQを少し工夫するだけで、音がグッと良くなるのが分かります。今回の小技を取り入れて、ボーカルを際立たせたり、低音をスッキリさせたりして、音楽制作をもっと楽しくしましょう!
ぜひ今日のDTMセッションで試してみてください!🎚️✨
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