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ダイアトニックコードでシンプルな曲を完成させる方法



ダイアトニックコードは、特定のキー(調)に含まれる基本的なコードのセットで、シンプルな曲作りの際にとても役立ちます。これらのコードを活用すれば、誰でもすぐに使えるコード進行で、自分だけの曲を作り始めることができます。今回は、Cメジャーキーのダイアトニックコードを使って、シンプルな曲を完成させる手順を紹介します。

1. ダイアトニックコードの確認

まずは、Cメジャーキーのダイアトニックコードを覚えましょう。Cメジャースケールに基づくコードの種類は次の通りです:



これらのコードを使えば、簡単にコード進行を作り始められます。

ダイアトニックコードでの使い分け

  • Bm♭5(Bマイナーフラット5) は、正式には Bハーフディミニッシュとも呼ばれ、主に「マイナー・スケールの7番目のコード」として使われます。Cメジャーキーにおいては、自然な響きを保ちつつ、ダイアトニックコード内で機能的に使われます。

  • Bdim(Bディミニッシュ) は、通常のディミニッシュコードで、同じBルートでも少し違った響きや不安定さを加えるときに用います。理論上も正確に「ディミニッシュトライアド」を指しますが、メジャー・キーの7番目コードとしてもほぼ同じように使われることが多いです。


ダイアトニックコードでの7番目のコードは、特に Bdim でも Bm♭5 でも問題なく使えますが、微妙に響きが違うので、どちらを選ぶかは曲のニュアンスによって変わります。

2. 基本のコード進行を決める

初心者でも扱いやすい、ポピュラーなコード進行をいくつか紹介します。以下の進行から、使いやすいものを選んでみましょう。

進行例

  1. I - V - vi - IV (C - G - Am - F)

    • この進行はとても有名で、ポップスやロックなどでよく使われます。安定感があり、耳に馴染みやすいです。

  2. I - IV - V - I (C - F - G - C)

    • シンプルな三和音の進行です。メロディーが自由に展開しやすく、明るい雰囲気を作り出します。

  3. vi - IV - I - V (Am - F - C - G)

    • 少し感傷的な雰囲気を作る進行で、バラード調の曲に向いています。

まずはこれらのコード進行を弾いてみて、どれが自分の曲に合っているかを感じ取ってください。

3. メロディを作る

コード進行を決めたら、次はメロディを考えましょう。メロディを作る際には、Cメジャースケール(C, D, E, F, G, A, B)内の音を中心に使うと、コードと調和しやすくなります。

メロディ作りのコツ

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