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サザン、ミスチル、ラブサイケデリコ風に日本語を洋楽の英語風に聞こえるように歌詞を作る方法 ~サンプル曲を例に解説~



作詞をしてみて、どうも日本語が浮いたように聞こえてダサイなどと悩んでいる方へ。 

サザンオールスターズやミスターチルドレン、ラブサイケデリコのように、のりを出して洋楽風に聞かせるにはどうすればいいか?

日本語の歌詞が浮いてダサく聞こえる? 洋楽風に「ノリ」を出すための作詞テクニック

作詞をしていると、日本語の歌詞がうまく音楽にハマらず、なんとなく浮いた感じがしてダサく聞こえるという悩みを抱えることがあります。

特に、洋楽のロックやポップスを参考にしていると、英語のリズム感やフレーズの自然さに対して、日本語ではどうしても固い印象になったり、メロディと調和しにくく感じるかもしれません。

そんなとき、サザンオールスターズやMr. Children、Love Psychedelicoのように、日本語でありながら英語風の「ノリ」を出すテクニックを知っておくことが役に立ちます。

ここでは、これらのアーティストたちの手法を参考にしながら、どうすれば日本語の歌詞がより音楽に溶け込み、洋楽風に聞こえるかを詳しく解説していきます。

1. 英語風のリズム感を日本語に持ち込む

洋楽、特に英語の歌詞は、音節の強弱やアクセントがリズミカルで、音楽と自然に一体化しています。日本語ではそれが難しい理由は、母音がはっきりと発音され、リズムが一定になりがちなためです。ここで重要なのは、日本語のフレーズを英語風にリズム化することです。

たとえば、サザンオールスターズの桑田佳祐は、日本語のフレーズを細かく切り取り、リズムに乗せて音の流れを調整しています。また、母音を曖昧に発音することで、英語のような滑らかな響きを作り出しています。

サンプル曲

桑田佳祐 ソロ 「それ行けベイビー!!」


実践ポイント:

  • 日本語のフレーズを短く区切り、リズムに沿って配置する。

  • 母音を曖昧に発音し、音の流れを柔らかくすることで英語風のアクセントをつける。

2. カタカナ英語や英語フレーズを使う

Love Psychedelicoの楽曲では、英語のフレーズを多用しながらも、日本語と自然にミックスさせています。彼らの曲は、まるで英語の歌詞がそのまま入っているかのように聞こえつつ、実際には日本語の意味も持っているという面白いバランスが特徴です。

サビや要所にカタカナ英語や英語フレーズを挿入することで、日本語の歌詞全体が洋楽風に聞こえる効果を狙えます。特に、リフレイン部分に英語の単語を使うことで、耳に残りやすいフックを作りやすくなります。

実践ポイント:

  • 短いカタカナ英語や英語フレーズを織り交ぜて、リズム感と異国風の響きを加える。

  • サビやフック部分に英語を挿入し、覚えやすく印象に残るメロディを作る。

ラブサイケデリコ 「your song」


3. 日本語の発音を英語風に調整する

奥田民生の楽曲では、日本語の発音をあえて崩し、リズムに合わせて英語っぽく聞こえるようにする手法がしばしば見られます。たとえば、日常的な日本語の単語でも、発音を英語風に変えるだけで、一気に洋楽のような印象を与えることができます。

実践ポイント:

  • 単語の母音を短くし、子音を強調することで、英語的な発音に近づける。

  • 日本語の単語の中でもリズムに乗せやすい言葉を選び、発音の工夫を行う。

奥田民生「マシマロ」


4. リズムを意識した歌詞作り

Mr. Childrenの桜井和寿は、歌詞を作る際にリズム感を非常に意識しています。彼の歌詞は、日本語でありながら音楽的に滑らかに聞こえ、リズムに沿ってスムーズに流れます。これを実現するためには、単語の音節数やリズムに合わせた言葉の配置が重要です。

日本語はもともとリズムに乗せにくいと言われますが、音節やフレーズをうまく調整することで、英語のような自然な流れを作り出すことが可能です。

実践ポイント:

  • 短い言葉や音節を使い、リズムに合わせて歌詞を作る。

  • 日本語の言葉の流れを壊さずに、リズミカルに配置することで、より自然に音楽に乗せる。

Mr.Children 「everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~」


5. ナンセンスな言葉遊びを活用する

サザンオールスターズの楽曲では、意味のはっきりしないナンセンスなフレーズが頻繁に使われています。これによって、言葉の意味ではなく、その響きやリズム感が重要視されることがあります。音楽的なインパクトを優先することで、歌詞の内容に縛られず、自由な表現が可能になります。

ナンセンスな言葉遊びを取り入れることで、日本語の歌詞であっても、英語風の軽快なノリや遊び心を表現できます。

実践ポイント:

  • 意味にこだわらず、リズムや響きの良い言葉を選び、音楽的な流れを作る。

  • ナンセンスなフレーズや言葉遊びを取り入れ、リスナーに楽しい印象を与える。

爆笑アイランド~イエローマン サザン 2000 ライブ


まとめ1

日本語で作詞をする際、どうしても英語のようなリズム感や音の流れを再現するのが難しいと感じることがありますが、サザンオールスターズやMr. Children、Love Psychedelico、奥田民生のようなアーティストたちは、それぞれの独自のアプローチで「日本語を英語風に聞かせる」技術を確立してきました。

彼らの手法を取り入れることで、洋楽風の「ノリ」を出しつつ、日本語の美しさも残した作詞が可能になります。

これらのテクニックを参考にして、日本語でもリズムに乗せてカッコよく聞かせる歌詞作りに挑戦してみましょう。


実践編~サンプル曲を例に解説!


洋楽風に聞こえる日本語ロックの作り方

サンプル曲
title [Hold on Honey) 
lyrics Jun 
Music suno ai

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