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オルタナティブロックの良さとは?オルタナって何?



オルタナティブロックの良さとは?

オルタナティブロック(略してオルタナ)は、1980年代から90年代にかけて発展した音楽ジャンルで、主流のロックとは異なるアプローチを取ったバンドやアーティストたちが築き上げた音楽スタイルです。

オルタナティブという名前の通り、「主流の選択肢(メインストリーム)に対するもう一つの選択肢」として、音楽的にも精神的にも自由な表現を求めたアーティストが集まって生まれたムーブメントです。
オルタナティブロックの魅力は、その多様性と独自性、そしてリスナーに与える共感と衝撃です。

日本のオルタナティブロック

日本のオルタナティブロックは、多様なスタイルとサウンドを持つバンドが豊富に存在し、それぞれ独自のアプローチで表現されています。いくつか代表的なバンドを紹介します。

  • くるり
    京都発のバンドで、オルタナティブロックの枠を超えた多彩な音楽性が特徴です。フォーク、エレクトロニカ、ジャズ、ポップなどの要素を取り入れ、その自由な音楽性はオルタナティブの精神に通じます。


  • NUMBER GIRL
    福岡出身のバンドで、90年代から2000年代初頭にかけて日本のオルタナシーンを牽引しました。激しいギターリフと鋭い歌詞で、圧倒的なエネルギーを放つサウンドは、現在も多くのフォロワーを持っています。


  • ASIAN KUNG-FU GENERATION
    初期からオルタナティブロックの影響を強く受けたバンドであり、メロディアスなギターロックと日本語歌詞の融合が特徴です。アニメの主題歌などで一躍有名になりましたが、独自のサウンドは一貫して変わらず、国内外で人気があります。


  • RADWIMPS
    言葉遊びを多用した歌詞と繊細なメロディラインを特徴とし、オルタナティブロックの影響を受けつつ、独自の音楽スタイルを確立しています。映画『君の名は。』の主題歌を担当したことで世界的にも有名になりましたが、彼らの音楽にはオルタナティブの精神が色濃く残っています。


洋楽のオルタナティブロック

洋楽のオルタナティブロックといえば、次のようなバンドが代表的です。

  • Nirvana
    オルタナティブロックの代名詞ともいえる存在。彼らの代表作『Nevermind』はグランジムーブメントを巻き起こし、オルタナティブロックをメインストリームに引き上げました。彼らの音楽はシンプルでありながら、強烈なエモーションを含んでいます。


  • Radiohead
    イギリスのバンドで、特に1997年のアルバム『OK Computer』はオルタナティブロックの歴史的名作とされています。彼らはその後も実験的な音楽性を追求し続け、オルタナの枠を広げました。


  • The Smashing Pumpkins
    シカゴ出身のバンドで、ダイナミックなギターサウンドとメランコリックなメロディが特徴です。90年代のアルバム『Mellon Collie and the Infinite Sadness』は、オルタナティブロックの名盤として知られています。


  • Pixies
    オルタナティブロックの「静と動」を象徴するバンドであり、後にNirvanaを始めとする多くのバンドに影響を与えました。彼らの楽曲構成やサウンドは、多くのオルタナティブロックファンにとってバイブル的存在です。


なぜオルタナティブロックに惹かれるのか?

オルタナティブロックの魅力は、何よりもその自由さと多様性にあります。商業的な成功よりも自らの表現を重視し、メインストリームの音楽とは異なるアプローチを取ることが多いのが特徴です。そのため、ジャンルやスタイルにとらわれず、アーティストが感じたままを音楽に表現できるのです。

多くのオルタナティブロックのアーティストは、現実に対する葛藤や個人的な感情、社会への批判や風刺を楽曲に込めています。このようなテーマに共感するリスナーにとって、オルタナティブロックは単なる音楽以上の存在であり、自分を表現する手段や心の拠り所になることもあります。

さらに、オルタナティブロックの多様性は、リスナーが自分の気分や状況に合わせた音楽を見つけやすいという利点もあります。例えば、激しいサウンドでストレスを解消したいとき、静かなメロディでリラックスしたいとき、複雑な歌詞に共感したいときなど、様々な場面で心に寄り添う音楽が存在します。


私の場合

私自身も、オルタナティブロックには特別な思い入れがあります。音楽的な好みは時代や心境によって変わるものですが、オルタナティブロックには常に惹かれ続けてきました。

日本のバンドで言えば、HIGE(髭)やMO'SOME TONEBENDERDragon AshART-SCHOOLなどが特に印象深いです。彼らの音楽は、独自の音作りや鋭い歌詞表現、時には反骨精神が見えるアティチュードが魅力です。

  • HIGEのユーモアと鋭さが同居したスタイルや、MO'SOME TONEBENDERの荒々しくも洗練されたエネルギー、Dragon Ashのミクスチャーなアプローチは、常にシーンの前線で挑戦を続けてきた姿勢が魅力的です。また、ART-SCHOOLのメランコリックでエモーショナルな楽曲には、感情を掘り下げる深さを感じます。



  • 一方、海外のオルタナティブロックシーンでは、Linkin ParkLimp BizkitDeftonesBeck、そしてJon Spencer Blues Explosionなどが個人的なフェイバリットです。これらのバンドは、オルタナティブという枠を超えた革新的なスタイルを追求し続けてきました。

  • Linkin Parkは、ヒップホップとロックを融合させたスタイルで、90年代から2000年代にかけて多くのリスナーを魅了しました。彼らの音楽は、攻撃的でありながら内面的な葛藤を表現しており、多くの若者が共感を抱きました。


  • Limp Bizkitは、ラップメタルの先駆者として、攻撃的なギターとキャッチーなラップを融合させ、時代の空気を反映した音楽を作り上げました。


  • Deftonesは、ヘヴィさと美しさを共存させた独自のサウンドを持ち、リスナーに深い感情的な体験を提供してきました。


  • Beckは、フォークやヒップホップ、エレクトロニカなど様々なジャンルを取り入れつつも、常に実験的で斬新なアプローチを取り続けています。


  • Jon Spencer Blues Explosionは、ブルースをベースにしながらも、ロック、パンク、ファンクなどを自由に取り入れた革新的なバンドであり、ジャンルの壁を壊していくその姿勢に刺激を受けます。


オルタナティブロックに惹かれる理由

オルタナティブロックの魅力は、多様なジャンルを取り入れつつも、自分たちの信じる音楽を貫く「妥協しない姿勢」にあります。

これらのバンドたちが見せてくれた音楽は、ただのエンターテイメントではなく、時には社会に対する批評であり、自分自身への問いかけでもありました。

私がオルタナティブロックに惹かれるのは、彼らの音楽を通じて、自分自身の考えや感情を再確認することができるからです。

オルタナティブロックは、メインストリームに迎合せず、自分たちの道を切り開く強い精神を持った音楽であり、その自由な表現と多様性は、聴くたびに新たな発見とインスピレーションを与えてくれます。

まとめ

オルタナティブロックは、その自由で多様な表現を通じて、リスナーに新たな視点や感情を提供してくれます。

日本のバンドも海外のバンドも、それぞれの個性を大切にしながらオルタナティブの精神を受け継いでいます。

音楽を通じて自分自身や世界を見つめ直し、時には現実から逃避することもできる。そんな深い魅力を持つのがオルタナティブロックなのです。


私のバンドのオルタナティブロック系 オリジナル曲

直球ドストレートのオルタナナンバー

哀愁のあるメロディアスなナンバー

ハイパーグランジ系 ギターロックインストナンバー


ストリーミング配信でもかなりの曲があるので、気になった方は聞いてみてね。
ロック系から、オルタナ、グランジ、パンク、ミクスチャーロック、アンビエント系もあります。


ロック系ベストアルバム

spotify


suno aiと共作したアルバム
自作歌詞とsunoのアレンジとヴォーカル


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