歌メロの作り方講座: ギターでコード進行は作れるけど、歌メロと歌詞が載せられない人へ
歌メロの作り方講座: ギターでコード進行は作れるけど、歌メロと歌詞が載せられない人へ
ギターを手に取り、コード進行を作るのは音楽制作の楽しみの一つです。しかし、そこから次のステップである歌メロ(メロディ)と歌詞を作る段階で、多くの人が壁にぶつかります。
歌メロをうまく作れないと、楽曲が単調に感じられたり、歌詞がうまくハマらなかったりすることがあります。この記事では、コード進行に合わせて歌メロと歌詞を載せるための基本的なステップとコツを詳しく紹介し、いくつかの譜例を使って具体的に説明します。
さらに、ギターとキーボードの両方でメロディを表現する方法も紹介します。
1. シンプルなメロディラインを見つける
メロディ作りの第一歩として、シンプルなメロディラインを見つけることが重要です。メロディを複雑にしようとするのは自然な衝動ですが、最初は覚えやすく、キャッチーなフレーズを作ることを目指しましょう。
例えば、コード進行の各コードに対して一つか二つの音だけを選び、その音を繰り返しながらリズムを変化させる方法があります。
1.1 サンプル譜例: シンプルなメロディ
以下に、Cメジャーコード進行に対するシンプルなメロディの例を示します。
ギターでのコード進行とメロディ:
コード進行: C - G - Am - F
e|-----------------|-----------------|-----------------|-----------------|
B|-----------------|-----------------|-----------------|-----------------|
G|-----0---0-------|-------0---0-----|-----0---0-------|-----0---0-------|
D|---2---2---2-----|---0---0---0-----|---2---2---2-----|---3---3---3-----|
A|-3---------------|-----------------|-----------------|-----------------|
E|-----------------|-----------------|-----------------|-----------------|
キーボードでのコード進行とメロディ:
Cメジャーコード: C (ド) - E (ミ) - G (ソ)
Gメジャーコード: G (ソ) - B (シ) - D (レ)
Amコード: A (ラ) - C (ド) - E (ミ)
Fメジャーコード: F (ファ) - A (ラ) - C (ド)
このメロディは、各コードのルート音と簡単なスケール内の音を使い、シンプルながらも心地よいフレーズを作り出しています。
2. 音階を意識する
コード進行に基づくメロディを作る際には、対応する音階(スケール)を意識することが大切です。
例えば、Cメジャーのコード進行を使っている場合、Cメジャースケール内の音(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ)をメロディに取り入れることで、調和のとれた自然な響きを得ることができます。
2.1 サンプル譜例: 音階を意識したメロディ
以下の例では、Gメジャーのコード進行に対応するGメジャースケールを使ったメロディです。
ギターでのコード進行とメロディ:
コード進行: G - Em - C - D
e|-----------------|-----------------|-----------------|-----------------|
B|-------0---1---0-|-----------------|-------1---0-----|-------1---3---1-|
G|-----0---0-------|-----0---2---0---|-----0---0-------|-----2-----------|
D|---0-------------|---2-------------|---0-------------|---0-------------|
A|-----------------|-----------------|-----------------|-----------------|
E|-3---------------|-----------------|-----------------|-----------------|
キーボードでのコード進行とメロディ:
Gメジャーコード: G (ソ) - B (シ) - D (レ)
Emコード: E (ミ) - G (ソ) - B (シ)
Cメジャーコード: C (ド) - E (ミ) - G (ソ)
Dメジャーコード: D (レ) - F# (ファ#) - A (ラ)
この例では、スケール内の音を使い、コード進行に合ったメロディラインを作成しています。
3. 歌詞とメロディを一緒に考える
メロディ作りの際に歌詞を一緒に考えると、自然なリズムと流れが生まれます。歌詞は、メロディを作る際のリズムやアクセントを決定する重要な要素です。まず、歌いたいテーマやメッセージを考え、その中からキーワードやフレーズをピックアップします。
次に、そのフレーズを元にリズムやアクセントを意識しながらメロディを作っていくと、より自然な流れが生まれます。
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