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DTM宅録テクニック&豆知識

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初心者から中級者を対象に、音楽制作の知識と技術を深めるための情報を提供するマガジンです。 デジタルオーディオワークステーション(DAW)やマルチトラックレコーダー(MTR)を使…
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【DTM】【宅録】クリエイティブな停滞(スランプ)を活用する

音楽以外のアクティビティを増やす 音楽制作に行き詰まったら、散歩やジムで体を動かす、料理や読書など、普段と違う活動を取り入れましょう。これにより脳がリフレッシュされ、新しいアイデアが生まれることがあります。 特に自然に触れるのは効果的です。公園や山などで聴こえる自然の音を楽しむことで感覚が研ぎ澄まされます。 サンプリングで新しいインスピレーションを得る フィールドレコーディングを試してみましょう。街中や自然で録音した音をDTMに取り入れると、新鮮でユニークなトラッ

売れる音楽を作りたいのか?自分が興奮する音楽を作りたいのか?「音楽を追求する時代に、自分の道を行く意義」

今の時代、音楽は無限にあふれかえっている。どのプラットフォームを開いても、聞ききれないほどの曲が並び、流行の音楽は瞬時に広がっては消えていく。 そんな時代だからこそ、音楽を創作する側にとっては大きな選択がある。 売れる曲を狙うべきか、それとも自分の本当に好きな音楽をとことん追求すべきか。 私自身、長年にわたって音楽の創作活動をしてきた。何度も試行錯誤を繰り返し、世間に認められたいという欲望に駆られながらも、思うような結果を得ることは難しかった。 しかし、ある日気づいた

週に一度まったり時間を取り入れる ~「ヒロシのぼっちキャンプ」が僕にとって癒しの時間~

まったり時間を取り入れよう 音楽制作や創作活動に熱中すると、ついついやりすぎてしまうことがあります。 アイデアや表現の可能性にワクワクしながら取り組むうちに、気づけばそのことばかり考えていて、気が休まらない。リフレッシュするつもりがあっても、創作から離れることが難しくなってしまいます。 創作活動は脳を刺激し、集中力を高める素晴らしい時間ですが、実は「まったり」としたリラックス時間も同じくらい大切です。 脳は絶え間ない刺激と集中で疲労し、アイデアを生む力も鈍ってしま

創作における休息の重要性

創作活動に没頭していると、つい「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまうことが多いですよね。ですが、時には休むことも大切です。 実際、リフレッシュのために他のことをやることは、脳にとっても非常に良い影響を与えます。この記事では、創作の休息の重要性と、その効果についてお話ししましょう。 創造力を養うための休息 創作に集中しすぎると、頭の中が同じパターンに陥りがちです。それは、長時間同じ問題を考え続けることで脳が疲れ、新しいアイデアが出にくくなるからです。 しかし、意識的に創作

自分で作ったオリジナル作品を誰に届けたいのか? 〜クリエイターの基礎の基礎〜

作詞作曲の記事テーマとして「オリジナル曲を誰に聞いて欲しいのか?」について書いてみましょう。 作詞作曲のオリジナル曲について書いていますが、ポエム、イラスト、マンガ、小説、YouTube配信でも同じことが当てはまります😃 オリジナル曲を誰に聞いて欲しいのか? 音楽を作るという行為は、非常に個人的なものであり、その目的も人それぞれです。一人で楽しむためだけに曲を作るのか、友達や知り合いに聴いてもらうために作るのか、または広く不特定多数の人々に届けたいのか。 目的が異なれ

創作はいきなり100点を目指さない

創作の世界に足を踏み入れると、何を作りたいかという強いビジョンを持つことがよくあります。作詞作曲、イラスト、小説、どんなジャンルであれ、「最高の作品を作りたい」という気持ちは誰もが抱くものです。 しかし、その思いが強すぎると、逆に手が止まってしまうことも少なくありません。 創作はプロセスであり、成長の連続 初めて楽器を手にした時、初めてペンを持って何かを描いた時、初めて文章を書いた時を思い出してみてください。その時、すぐに完璧な作品ができたでしょうか? おそらく、

作詞家に作曲スキルや楽器演奏のスキルは必要か否か?

作詞家になるためには、作曲のスキルがあると非常に有利です。実際、多くの作詞家は作曲もできることが一般的です。 もちろん、例外的に作曲ができなくても優れた作詞をする天才や、音感に優れた人もいますが、それはごく稀です。 野球で例えるなら、**ピッチャーしかやったことのない人がバッターに的確な指導ができるのか?**という話に似ています。 もちろん、基本的な理論は知っているかもしれませんが、実際にバッティングの感覚や技術を教えるのは難しいでしょう。 最低限のバッティング経験があ