スポットライトを浴びてほしい人たち
起業してから16年。いろんなイベントをやってきた。その中でいつも思ってたのは、関わる人たちの応援、チカラがなければ何もできないってことだった。
その想いはときに、自分だけのチカラだと勘違いしている一列目(スピーカー)を見た時には怒りに変わったり、裏方で素晴らしいしごとを一生懸命やっているのになぜか自信なさげな人を見たら悲しみに変わってたりしていた。
人は一人でも生きていける強さをもってる。でも一人じゃ生きていけない。この絶妙なあいだを生きていくことで自分の強さと他者のありがたさがわかる。こうしたイベントはそういったものを肌で感じることができる最高の舞台だと思ってる。
プロデューサーという仕事をやってきて本当によかったなって思うことの一つは「裏方の人たちの氣もちがわかる」ことだ。光の当たらない人たちの氣もち、またそのプロフェッショナルな意識。こういう人たちがあって舞台が成り立つ。もし自分が一列目で壇上に立つような時が来たら、裏方のみんなにもスポットライトを当てたいとずっと思っていた。
8月31日。724人講演会。I am you.You are me.
今、講演会を運営している28人のメンバーは毎日毎日、自分を超えるチャレンジをしている。(そしてきっと運営メンバーはまだ増えていくだろう)
彼ら、彼女らは大切な人に講演会の想いを伝えることで様々な壁にぶち当たってる。
親と言い合いになった人もいるし、自分の過去の人間関係の浅さに絶句する人もいるし、プライドが邪魔していつも通りのパターンを繰り返しそうになってる人もいた。
そういうみんなの動きをほんとは全部みたいと思ってる。一人ひとり声かけてアドバイスして楽にしてやりたいし結果も出させてあげたい。でも、今回の講演会の俺のテーマは「信じて突き進む」だから、きっとこれが最善だから俺は俺のテーマを一生懸命やってる。
でも、「聞かれたら答えるから聞いてね」っていつも思ってる(笑)。そうやってこの価値あるプロセスを歩んでいこう。
いろんなイベントをやってきたけど、最高のイベントには例外なく、今こうしてみんなが裏で紡いでる物語のアツさと純粋さがあった。
こうした物語を経験して、イベントの期間中に成長する。そうすると少しずつ数字やカタチに現れ、ある日突然奇跡のような出来事が舞い込んでくる。
みんながんばれ。応援してる。そして俺もみんなのがんばりにチカラをもらってる。
俺の中にはみんながいる。だからいつも使う主語は「俺たち」になる。俺はみんながいるから突っ走れる。「俺たち」という主語は俺にとっての守護だから。
フライヤーができた。
講演会のフライヤーができた。
デザインは、伝説のエコビレッジ「SAIHATE」の発起人でアーティストの工藤シンクさん。ちなみにシンクさんは俺たちのコミュニティ「IWC」のロゴを作成してくれた人でもある。
シンクさんとはじめてZoomで顔合わせしたのは今年の1月。はじめて直接会ったのは今月だ。そういえば彼が携わる宮城の学校施設KIBOTCHAに行った時、講演会の話を一ミリもしないで帰ってきたのを思い出した(笑
でも深いところで必要ないと思ってたんだとおもう。彼、人として最高だった。今回のフライヤーも打ち合わせというものはほとんどなく「シンクさん、任せます」でおわった。で、できたのがこれだ。
鳥肌がたった。言葉にすると陳腐になりそうだけど、おれたちIWCのイノセントワールドの想いをすべて反映してくれたと感じた。
そしてこのフライヤーの裏面にはウチの代表の麻衣のメッセージが書かれている。同じく読んで鳥肌がたったけど、それは文章の純度・美しさが理由だけではなかった。
麻衣がこの文章を完成させるために何度も何度も消して書き直してたのを俺は知ってるから。その背景にある頑張りと想いを見てきたから。
今回、麻衣はあえて表には出ないと決めて動いてる。今回は麻衣の大好きな聖弓が表舞台に立つから彼女は全体のために、聖弓や運営メンバーの心の支えでいると決めていた。
だからこそ、俺は麻衣にフライヤーの裏面のメッセージを書いてほしいと頼んだ。麻衣がいなけりゃ講演会の成功なんてありえないしおれはこうして裏方でいてくれる人の想いもみんなに知ってほしいと思ってるから。
シンクさんと麻衣の想いのこもった最高のフライヤーができた。
ぜひ、みんなに受けとってほしいです。
今回のイベントに参加する人でイベントを応援してくださる方。
お店に置いてもいいよって方は是非、個別にメッセージください。
チカラを貸していただけたら嬉しいです。
是非、裏面に書いてある麻衣のメッセージも読んでみてください。