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陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録【第9回】~関ヶ原の戦い~

※陰嚢湿疹(いんのうしっしん)で悩まれている男性は5人に1人。この陰嚢湿疹(いんのうしっしん)は、なった人でなければ分からない男性にとっては極めて大きな悩みです。そのその悩みから1人でも解放されたらという想いで綴ります。

【第九話】

第八話で申し上げた絆創膏+熱さまシートはどうしても治らなかった玉袋の下の部分にしっかりと固定され、また常に薬も玉袋に浸透した結果、劇的な回復をすることなりました。

ただし第八話の最後に申し上げた通り、非常に重要なポイントが幾つかあります。

第六話でも話ましたが、玉袋に生えている毛によって絆創膏の粘着部分が毛に付いてしまう事が多く、直接玉袋にくっつくエリアは少ないのですが、それでも玉袋の皮膚自体にくっつく部分があります。

ここを如何にかぶれないようにするかが大切です。

まず最も重要なポイントはこの絆創膏+熱さまシートの外し方です。そのまま剥がしてしまうと、玉袋の皮膚に直接くっついている部分にダメージを与えてしまうからです。

そのため私は第七話で書いた温泉の素を入れたお風呂のなかで自然と剥がれるまで待ちました。

シャワーを浴びながら剥がすのも悪くはありませんが、極力お風呂の湯船に入って、ゆっくりと自然に剥がれるのを待つようにして下さい。

この絆創膏+熱さまシートは一度張り付けると大変な効果がありますが、治るまでには症状にもよるでしょうが、1週間~10日はかかります。

なので剥がし方には極めて注意をして下さい。

次に絆創膏+熱さまシートを張り付けるのは1日に1回にする事です。私は最初あまりにも効果があったため、朝と晩の2回貼っていました。薬を新たに塗った絆創膏+熱さまシートを張り付けた方がよいのではないか?と思ったからです。

ただ後述しますが、私は結果的には玉袋がかぶれてしまい、陰嚢湿疹(いんのうしっしん)は治ったのですが、そのかぶれとの戦いに10日ほどかかってしまいます。

しかしながら陰嚢湿疹(いんのうしっしん)とかぶれでは陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の方が明らかに悩みが深く、天と地の差がありましたが・・・。笑

話を戻します。

絆創膏+熱さまシートの剥がし方、そして1日に1回にすることに続く3つ目の重要ポイントは張り付ける期間です。

私はあまりの効果が大きい故にこの絆創膏+熱さまシートを剥がして元の下着を使う生活に戻ることが怖すぎて1週間ちょっと張り付けていたと思います。

そうするとさすがに絆創膏の粘着部分と玉袋との間でかぶれが生じ始めます。

正確にはいきなりドカーン!とかぶれが来る感じです。私は1週間ちょっと張り付けていて、夜、いつもの様にお風呂で剥がそうとしていたその時、玉袋に激痛が走ってしまいました・・・。

その日、酔っていたこともあり、少々無理して剥がしてしまったからです。

本来であれば、そうなる前に絆創膏+熱さまシートは辞めるべきだったのですが、やはり陰嚢湿疹(いんのうしっしん)が元に戻ってしまうのではないか?という恐怖から辞める事が出来なかったのが原因です。

この玉袋の皮の厚さは人それぞれでしょうし、絆創膏+熱さまシートを何日連続で貼り続けて大丈夫か、それは剥がし方にもよるので一概には言えませんが、MAX1週間だと思っていた方が良いかもしれません。

しかし1週間では治っていない可能性があります。それでも一旦は剥がして2日程度は貼らず、また1週間程度貼るという感じがよいかもしれません。

まぁでも2週間も貼らずに治るとは思いますが・・・。

さて、私のはかぶれというより絆創膏の粘着部分が玉袋の皮を剥ぎ取ってしまい、真っ赤な傷口のようになっていました。

ただもうこの「陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録」をご覧になっている方々は既に色々な技を身につけたはずです。

その技を駆使すればよいのです。

この時の私は陰嚢湿疹(いんのうしっしん)でトンネルの先が見えない状態だった頃を抜け、もうトンネルを出ているような状況。

技を駆使すれば治る!と自信に満ちあふれていました。

私は玉袋の皮が剥ぎ取られたところの今度は治療に入ります。繰り返しますが、今度は単なる怪我です。陰嚢湿疹(いんのうしっしん)ではないので気が楽です。

一応やった方法としては、数日間、熱さまシート1枚をジェルがない方に強力な両面テープを貼り、そこをふんどしパンツの底に張り付け、ジェルの方にはまた薬をたっぷり塗って過ごしました。

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ただこれはイマイチでした。それは薬を塗ったにせよ、ジェル側にある粘着力で傷口とくっついてしまったからです。

結果、今度は皮の剥がれたところを中心にしていつもの絆創膏+薬をたっぷり塗られた熱さまシートをやりました。

単に陰嚢湿疹の時と同じ治療で貼る場所を変えただけです。

皮が剥がれた傷は陰嚢湿疹とは異なる症状なので薬は変更した方がいいかな?と思ったのですが、同じフルコートF軟膏を使い続けました。

結果的にこの「陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録」を書き始めた2021年4月10日はほぼ直っており、現在5月4日ですが完治しています。

巨大ハリケーン状態の陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の発症から3ヶ月、完全に戦いは終わりました。

まとめますと、

1.掻かない事、2.トランクス、ふんどし下着など状況に応じて下着を使い分けること、3.玉袋の下の部分以外をまずは治すこと、4.玉袋を洗う際は刺激の少ないもので洗うこと、5.湯の花の温泉の素、6.絆創膏(ケアリーブ)+熱さまシート、7.剥がし方に注意し、貼るのは1日1回で最大1週間迄

という7つの実践をしていますが、実は私、もう1つ非常に重要な事を並行して行っていたのです。

上記の7つの実践は陰嚢湿疹(いんのうしっしん)が発生した後に対する対処療法でしかありません。

つまり陰嚢湿疹(いんのうしっしん)がいつまた再発するかもしれないのです。根本的な解決にはなっておらず、多くの人が陰嚢湿疹(いんのうしっしん)を再発し、また悩むことになります。

私が今回、この「陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録」を書こうと思った本当のきっかけは根本的な解決法に気が付いたことにあります。

次回最終回はその根本的な解決方法について語りたいと思います。

次回は「陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録【最終話】~平和な江戸時代突入~」です。

最終話へ続く



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