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やさしいとかなしいのあいだ
石坂 未来さん(37) 主婦
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絵について、教えてください。
思いがけず4歳の私に出会う旅だった。
4歳の私が父親と月に1回の面会の帰りに家の玄関で別れるシーン。そのとき私は行かないでを飲み込んだのだ。37歳の私がその体験で涙を流したあと、父親と離れる寂しさ、母親への優しさ、二人への愛を感じた。それは今まで無いものとして扱ってきたものだった。4歳の優しい自分にも33年間目を背けて必死に生きてきた自分にもありがとう。そうするしかなかったね。
セッションのひと月後に、父親と5年ぶりに再会。夫と息子を初めて紹介することができた。私の中のひとつの体験が役目を終えたのかもしれない。