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赤いチカラ

遠藤 圭悟さん(24) アーティスト

インナージャーニーはあなたにとってどのような体験でしたか?どのような気づきや変容がありましたか?

やっぱりそうだよなーと思った。そうですよ、あなたはそうなんですよ、だから、大丈夫ですよ、と、やさしく包まれた。
自分の中にある、自分を自分たらしめる要素一つ一つを認識して、なでなでしてあげられたような気分。
ピエロが出てきた。ピエロはあんまり好きじゃなかった。ピエロ的な要素は、なんか軽々しくて表面上の人っていうイメージがあったから。でもやっぱり自分の持っている素質の中に、ピエロ的なものはあって、そいつらに胴上げしてもらったから、ちょっとうざかったけど、仲良くなれた気がする。
権威やシステムに対する怒りのようなものも同時に自分の中に感じた。それがなぜあるのか、前世を見ていくことで明確に分かった。その痛みや願いが自分を突き動かしているということ、そして自分の持っている特異な性質。その二つが掛け合わさって、この先人生で何をするのか何をするべきなのかの輪郭が前よりも一層濃くなった。
自分が想像するよりもはるかに多い人たちが、自分の後ろにいることを知った。その人達の歴史を受け継いで今ここで生きていることを知った。身体で、その莫大な情報のカケラを感じた。こんなの、生きていることに役割がないわけがないと思った。やらなきゃいけないことがある。自分の手は1つだが、同時にたくさんあるらしい。繋いできてくれた人達のためにも、楽しまなきゃ。世界中の人の後ろに1人残らず歴史があると思うと、それだけで果てしない希望を感じる。
洞爺湖、blue villegeとても良かった。みんな生きてた。また、必ず行きます。


あなたの中で明確になったビジョンやミッションがあれば教えてください。

心に触れに行くピエロ、祈れるピエロです。
ぼくは、ぼくとぼくの後ろに連なるたくさんのピエロさん達のやり方で、この世界にやさしい心の種まきをします。よろしく!


絵について、教えてください。

ぼくの手はひとつだけど、たくさんある。ぼくが想うことは、いつかのぼくが想ったこと。ぼくの哀しみは、いつかのぼくが流した涙。ぼくが歌う歌は、いつかのぼくが歌いたかった歌。ぼくの好きな人は、いつかのぼくが抱きしめて、ひとつになりたいと、願った人。時間を超えて、場所を超えて。今ここは、みんなの意思が集まるところ。みんなの願いが叶うところ。ぼくの手はみんなの手。みんなとつながる、たったひとつの、小さな手。ぼくに託された、自由な手。この手でぼくは、種を蒔く。この世界に、種を蒔く。あなたの心に、種を蒔く。優しい心を、蒔いていく。


遠藤 圭悟さん
アーティスト
Instagram @usagingin


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