富士そばの紅生姜天そば問題
たまに富士そばが恋しくなるんですよ。
悶絶するほどおいしいわけではないが(失礼な)、そこそこに満足できるじゃないですか。
「富士そばでなければ困る」わけでもないんだけど(失礼だよね)、なければ、なんとなく困る。
その「なんとなく」の部分が非常に重要なんですねえ。だから、ときどき無性に食べたくなるのであろう。普通さが愛しいというか、いや、愛しいかどうかはわからないけど、そんな感じ。よくわからないことばっかり書いてますが、ニュアンスは理解していただけるのではないでしょうか?
ただし僕の場合、富士そばで食べるのはほぼ間違いなく(99%くらいの確率で)「紅生姜天そば」なんです。もっといえば、「紅生姜天そば+温泉たまご」が正解。それ以外には考えられない。基本的に小心者だけど、ここだけは強気。
先日も友人がSNSに、「富士そばで紅生姜天そばを食べた」とポストしてたんですよ。だから、以下のように注意しておきました。
偉そうですね。
でもね、「紅生姜天そば+温泉たまご」はそれだけ魅力的なのです。ほどよい酸味が爽やかな紅生姜天は、クリスピー(そんな表現は富士そばに合わない)、じゃなくてカリカリの食感が最高だからなー。途中で温泉卵を壊したりしながら、「そば→紅生姜天→そば→紅生姜天」みたいな順序で食べ勧めていくプロセスが幸せで。
「その程度で幸せになれるんだから、安い人生だな」という意見もございましょうが、別にいいんだよ。
また、コロッケそばにもあてはまることかもしれませんけれど、最初は頼もしかった紅生姜天がだんだんフニャフニャになっていくのもまた味わい深いところ。なんだかそこには、人生のはかなさにも似たストーリーがあるわけさ(それほどのことか?)。
だから「富士そば愛」はそこそこに持っており、ツイッター(いまだにXとは呼びたくない感ある)も毎日チェックしてるんですよ。
でね、
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