チェイサーゲームWの凄いところ① 【神がかったキャスティング】
ストーリーについて語ると誰かを傷つけてしまいそうですし
少しずつ消化している段階なので、チェイサーゲームWの凄いところを語ります。
ネタバレしかない内容で、だからといって新しい視点があるわけでもなく、一体誰に向けて書いているのかわからないのですが、チェイサーゲームW公式様、チェイサー民、関わった方すべての方へ感謝を込めてという名の自己満です。
読んでくれる方がいる場合のための注意点です。
最近、XでチェイサーゲームWの海外の方の感想や考察ポストを翻訳機能で読みすぎて、日本語が翻訳機みたいにカタコトになっています。
読みにくいと思いますがご容赦ください。
チェイサーゲームWオタクなのでキモイ表現もご容赦ください。
チェイサーゲームWの凄いところ①
【神がかったキャスティング】
女性同士の恋愛を題材にしたドラマに第一線で活躍している元櫻坂46 初代キャプテンの菅井友香さんと実力派俳優の中村ゆりかさんをW主演としてキャスティングした時点で、このドラマは優勝していたと言っても過言ではありません。
菅井友香さんは2023年11月に事務所を移籍、中村ゆりかさんは2023年12月に事務所を独立と奇遇にも同じ時期に環境が大きく変わった二人。
新たな挑戦をするにはベストなタイミングだったのかもしれません。
このドラマは、とてもタイトなスケジュールで過酷な撮影だったとのこと。
にもかかわらず、役に真摯に向き合い、繊細かつ尊すぎる演技をした二人に感服です。
中村ゆりかさんは経験、実力ともに十分な俳優。中村ゆりかさん演じる林冬雨は中国出身の女性という役柄。
実際に中村ゆりかさんのお母様は台湾の方とのことで、中国と台湾ではありますが、役と重なる部分もあり劇中では中国語も話しています。
菅井友香さん演じる春本樹は大学時代に冬雨と付き合っていたが、今は仕事が恋人のゲーム製作会社に勤める女性ばかりのプロジェクトのリーダー。
長年、女性アイドルグループのチャプチェをしていた所は役柄と重なり、樹というキャラクターの真っすぐさ、真面目さ、優しさ、包容力が反映されているように感じました。
そんな主演のお二人。とにかくビジュアルが最強すぎるのです。2人のシーンはまるで二次元のような美しさ、いや二次元、三次元を超えた異次元の美しさです。
さらに、菅井友香さんは165センチ、中村ゆりかさんが156センチと約10センチの身長差。この身長差が尊さを増幅させています。
樹はとにかく冬雨の幸せだけを考えていて自分は二の次で(それがこの悲劇を生み出してしまったけど)いつも冬雨を包み込んでいます。
一方、見上げる冬雨は樹を求めていて、身長差はそれを見事に表現しています。
肝心の演技では、中村ゆりかさんの表情の演技が本当に素晴らしくて、劇中は常に表情が変わります。
上司の顔、母親の顔、愛する樹に見せる顔全て違って、メイクやネイルも心情によって変えているそう。
キスシーンはほとんどが冬雨の表情がメイン画角だからかよくわかるのですが、
どうしたらカメラから見て冬雨が可愛いく映るか、切なく映るか角度の演技が出来る職人的な俳優さんなんだと思いました。
心情説明が極端に少ないこのドラマにおいて視聴者は冬雨の表情だけで気持ちわかるのです。
ラブシーンでの好きな人にしか見せないようなあの表情。それでいて下品じゃない、とにかくメロメロになります。
菅井友香さんはドラマ出演の経験がほとんどないとのことで、日常のシーンでは慣れない様子も見えました。
しかし、冬雨とのシーンでは、本当に樹としてそこにいて、聖母のような微笑みで、包容力の塊で、冬雨を包み込んでしまう。
他のシーンとは全く違う演技を見せています。
たまに見せる少女の様な笑顔や、冬雨と向き合って感情的になるシーンでの表情や絶妙なタイミングで流れる涙の美しさは心を鷲掴みにされます。
樹の安定感や安心感を醸し出していて、とにかく女性をメロメロにします。
もしかしたら櫻坂での活動で様々な世界観の曲の解釈をしていた経験からドラマの世界に入り込むための理解の速さ、土台があるのかもしれないと思いました。
また、グループのチャプチェとして多くの女の子と深く関わってきた経験から女心も熟知しているのではとも思いました。
結果、美しく尊いシーンが量産され、女性ファンの多くが、樹か冬雨のどちらかに恋をし、あるいは2人のいる空間の壁になりたい女性ファンを生み出しました。