感動で涙が止まらない絵本5選!
私自身が子供に読み聞かせ、子供の隣で泣いてしまった絵本を紹介します。
ネタバレなしで、ちょっと気になるかもぐらいの紹介ができればなと思います。
はなちゃんのみそ汁
原作:安武信吾・千恵・はな
文・絵:魚戸おさむ(ウオトオサム)
2015年9月17日発行
ISBN:978-4-06-133271-3
書籍サイズ:判型ワイド変型 48ページ
出版社:講談社
【あらすじ】
がんで余命宣告されている母に、みそ汁の作り方を教わって毎日作っている女の子の話。はなちゃんは毎朝5時に起きて…。
【感想】
もう中盤からずっと泣いちゃって子供に読ませられたもんじゃないです。
子供に「なんで泣いてるの?」って聞かれても説明が難しい。
残される子供への願いが、心を締め付けられるように切ない。
完全に感情移入してしまう。
ブログでお父さんが書いていたものが
2012年3月12日に文藝春秋より書籍化。
2014年8月30日に24時間テレビ内でドラマ化された。
はな役は『芦田愛菜』さん。
2015年9月17日に絵本になり
2015年12月19日公開で映画化もされた。
お母さん役は『広末涼子』さん
今でもお父さんがブログを更新しています。
旧ブログからお引越しされました、はなちゃんもブログに登場しています。
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だいじょうぶだいじょうぶ
いとうひろし 作・絵
1995年10月17日発刊
ISBN: 9784062528634
書籍サイズ:A5変型 32ページ
※大型本もあり
出版社:講談社
【あらすじ】
優しいおじいちゃんに、「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」といろいろな不安なこと、危険かもしれないことを教えてもらう孫の話。
【感想】
なかなか作中のおじいちゃんのような人は少なく、おじいちゃんと孫の関係性も昔とは違い、別で住むことも多く、一緒に散歩することも少ない。
でもその役目は、おじいちゃんおばあちゃんである必要もない。
普段から自分たちが、この作品のおじいちゃんのように優しく子供と向き合うことが必要だと感じました。
自分の子供も「大丈夫だよ」と友達を励ませるような優しい子供に育ってくれますように。
日本図書館協会選定図書
講談社出版文化賞絵本賞
ずーっとずっとだいすきだよ
ハンス・ウィルヘルム 作・絵
久山太市 訳
1988年11月1日発刊
ISBN:978-4-566-00276-0
出版社:評論社
書籍サイズ:19×23cm 32ページ
【あらすじ】
『ぼく』と犬の『エルフィー』のお話。
家族のみんなもエルフィーの事は大好きだけど、エルフィーに対して「好き
」とは言わない。でも、ぼくは毎日エルフィーに「だいすき」って伝える。
だんだんエルフィーが年を取っていき、ぼくも成長して大きくなっていく。
【感想】
私は、洋画とか海外ものの主人公だと感情移入しにくくて泣けない人なのですが、この作品はボロボロきちゃいました。
動物でも、家族。人と同じように言葉で伝えることの大切さを教えてくれる絵本です。
おこだでませんように
くすのき しげのり:作
石井 聖岳:絵
2008年6月27日発刊
ISBN: 9784097263296
書籍サイズ:20.6×23.3cm 32ページ
出版社:小学館
【あらすじ】
僕は、いつも家でも学校でも怒られる。友達から仲間外れにされて、その友達を叩いてしまう…また怒られてしまう…そんな僕が七夕の短冊に願いを書く。
【感想】
絵の雰囲気だけだと泣ける作品とは気付きにくいが、読み進めていくと男の子ならではの気持ちのわかるストーリーに。
素直になることも必要だと、こんな素直な子供に育ってほしいと、そして親として子供を理解する、向き合うことも必要だと気付かせてくれた。
ちょっとだけ
瀧村 有子:作
鈴木 永子:絵
2007年11月日発刊
ISBN: 9784834022995
書籍サイズ:270mm×200mm 32ページ
出版社:福音館書店
【あらすじ】
主人公『なっちゃん』はお姉ちゃんになり、赤ちゃんに付きっきりになってしまうお母さん。
手をつないでもらいたかったりしますが、『ちょっとだけ』頑張って我慢していく。
【感想】
赤ちゃんが生まれて、やきもち焼いちゃう上の子のあるあるが、よく描かれていて私自身に2人目の子供が生まれた時のことを思い出す。
どうしても上の子にお兄ちゃんでしょ?お姉ちゃんでしょ?的な言葉を使ってしまい、愛情が偏ってしまう。
そんな気持ちになってしまう子育て中の方にも是非読んでほしい作品。
絵も優しいタッチでお気に入りの一冊です。
最後に
今回のように文章でまとめてみると、子供向けのような絵本の短さで感情移入できる文章と絵の力を感じた。
たくさんのアニメや漫画を見てきても、短い話数で感動できる作品は少ない、感情移入に時間をかける必要があるから。
映画でも2時間かかるところを、絵本では数分である。
子供向けのように作られた絵本のように見られているが、大人の心にも響く作品は多く、作品のテーマ、伝えたいことが短い文の中にあり、まっすぐと突き刺さってくるようだ。
子供が好きな作品ではないかもしれませんが、読んであげたくなる絵本の紹介でした。
面白いテーマで描かれている作品がたくさんあるので、アニメだけじゃなく絵本も紹介していきたい。
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